のりりん鹿児島

基本的に自転車トレーニングと覚え書きです(^-^;

スピードコンセプト(3rdGen)ポジション調整とファーストインプレみたいなもの

■スピードコンセプトSLR 3rdGen

そんなこんなで、富士ヒルニセコも終わったので、夏のJBCFきらら浜タイムトライアルに向けてTTバイクのセッティング始めました。

昨年のJBCFのかすみがうらTT、今年の舞洲TTでVENGE純正DHバーが使用禁止と言われ使用できず、いよいよVENGEの純正DHバーの規制がほぼ確実となりましたので、VENGEを手放して、スピードコンセプトの3rdGenモデルを闇ルートから入手しました。

なぜスピードコンセプトなのか…というと、即納できて(今シーズンに間に合う)、とりあえず最新設計のTTバイクで、色もプロワンじゃなくて標準カラーの安い黒でいいやと思っていたら、ちょうど希望通りの欲しいサイズを見つけたので、勢いで…ご縁があると思い、購入に至った次第です(;・∀・)

なぜトライアスロンモデルかというと、一応TTフレームもTREK鹿児島さんで見積もってもらったのですが、フレームセットだけで90万円近く(フレームにはハンドルがついてないので別途必要)いくので、もうトライアスロンモデルの完成車を買った方が安く上がるというコスパ的な理由です。
TTフレームとトライアスロンモデルはいろいろと違いがあって、TTはベースバー幅が380mmの角度0°だったり(トライアスロンは400mmのライズ角度あり)、シートポストを支えているISOSPEEDも、TTモデルはついてません。
あと、トップチューブのストレージ、ダウンチューブ内蔵の工具入れなどもTTフレームはオミットされています。
それらとUCIマークを気にしなければ、一応トライアスロンモデルもUCI適合ということなので、まあ即納だしこれでいいか〜という適当な選択が購入動機となります(^^;;

あと引退したときのリセールも、トライアスロンモデルのほうが需要もあるかなと(笑)

■でもって旧型と比べて乗り味どう?

一応、スピードコンセプト2ndGenを持っているので、乗り味の違いですが、最近とんとTTバイクに乗ってないので、旧型のフィーリングを忘れつつありますが、2ndは初期のエアロロードのように縦に硬い感触があり、いかにも薄い板に乗ってるなーという感覚でしたが、Twitterに書いたように、3rdGenは薄い板というよりもボリュームのあるフレーム構造となっており、前から見るととっても薄い現行サーベロP5とか見ていると、スピードコンセプトはこんな厚みで空力ほんとに大丈夫か?と不安になるレベルです。
その分最近のロードバイクに近い乗り味で、普段から練習に使うにしても、違和感なく使えるんじゃないかなーという感じです。

乗り味はたしかに2ndモデルを踏襲しておりTREKっぽい走りだなーと感じます。
派手なグワーーーッとした盛り上がりみたいなものはないですが(柔いホイールと低圧のタイヤのせいというのもあるかも)、安定していてフラットな特性は、やはり長距離のトライアスロン疲労を少なくするのが目的なんだろうなーと、感じさせられます。

■練習会で使ってどう?

ニセコ終了後、購入後2ヶ月放置していたのを引っ張り出してGTローラーで簡単にポジション出しして、先日の日曜日にセカンドウインドさんの練習会にて、ぶっつけで投入してみたのですが、普通に練習会でも使えました。

やっぱりディスクブレーキの安心感が大きいですねえ。

ただ、2ndはベースバーが2ボタンでフロントの変速が任意に可能だったのですが、3rdはなぜか1ボタン一択に変更になっており、シンクロシフトで運用しなければなりません。

ギア比や走るシチュエーションによって、シフトプログラムを数種類用意して、その都度切り替えて使わないといけないのは面倒っちゃー面倒です(;´Д`)

例えば登りが多いコースであれば、早めにインナーにシフトするプログラムにする、平坦しかないのであれば、可能な限りアウターで変速するプログラムにするなど、最低でも2パターンは自分の走りに合わせて調整しなければなりません。

これ、スマホでDi2の設定ができない人には、かなりハードル高いと思います。

ベースバーのボタンだけでいいので、2ボタン仕様つくってくれないかしら…シマノさん。
なんかジャンクションでスプリンタースイッチをフロント変速用にベースバーに忍ばせる、という方法もあるみたいですが…(^^;;

■ポジション調整の幅が広く出先でも調整しやすい

TREKのサイトでもアピールされていますが、2ndGenの旧型は一度ポジションを固定すると、DHバーの前後ぐらいしか調整できませんでしたが、3rdGenは4mmと5mmの工具を携行すれば、出先でも幅広くポジション調整が可能です。

具体的には、シートポスト高さ、サドル前後、サドル角度、DHバーの突き出し量、アームレストの前後位置ですね。

やろうと思えば、アームレストの幅も調整できますが、これはたしか2か3mmが必要になるのではと思います。

こんな感じで手でカバーを外せばネジがありますので、これでアームレストの位置を変更できます。

先日の練習会では、なんかいまいちコレ速くないなーと思っていたのですが、長年TTバイクに乗っていなかったため、ロードのポジションでポジションを出してしまっていたようで、自分が思っていた以上に前乗りでのポジションを出す必要性があったことに気付きました(^^;;

サドルは15mm前方に出して角度を調整、アームレストは10mm前へ出して前乗りでヒジが乗るような位置にもってきて、DHバーの突き出し量は12mm長くしました。

このDHバーの突き出し量はけっこうシビアな調整が必要で、この画像で右と左が3mmぐらい違うかな?というぐらいですが、これだけでも大きくポジションの違いが体感できます。

私はかなり大雑把にポジション出ししていますが、TT職人はとにかくポジション出しに死力を尽くすと聞いたことがあります。

たしかにそこが大事なんだろうなあ〜と、今回調整しながらちょっとだけ理解できた気がします(^^;;

あとは規定トルクで各部を締め直して、とりあえずこの状態で記録会やレースで使っていく感じになると思いますが、JCFのレギュレーションに違反していないかどうかだけは、しっかり計測しておかなければですね…。

バイクチェックで、「それ走れないよ」と言われたら泣くしかないので。゚(゚´Д`゚)゚。

そんなこんなで、またいろいろ気付いたことがあれば、書いていきたいと思いますー(これは永遠にその後のインプレは書かれない流れ)