のりりん鹿児島

基本的に自転車トレーニングと覚え書きです(^-^;

サイクルフェスタ桜島2022 TT年代別2位・ヒルクライム年代別6位

■サイクルフェスタ桜島2022

かごしま国体やコロナ禍の影響でここ2年中止となっていた、サイクルフェスタ桜島が今年は開催されそうということで、冬トレの仕上がり確認ということで、参加いたしました。

kgcf.hatenablog.com

参加者側としては、やっぱり楽しみにしていた大会が感染拡大の影響で中止になることが最も辛いことなのですが、今年はどこの大会も感染対策を行ったうえで、開催していく意志が強いと、全国規模の大会関係者の方から聞いていました。

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このまま3月6日の蔓延防止が延長されたら厳しいかなあ…と思っていましたが、延長にはならず、暖かい春の気候の中、ついに3年ぶりのサイクルフェスタ桜島が開催されました(*^_^*)

■第1ステージ 2.8kmタイムトライアル

サイクルフェスタ桜島は全国でも珍しい、タイムトライアルとヒルクライムの2ステージを、1Dayのスケジュールで行うレースです。
第1ステージは2.8kmの短距離平坦のタイムトライアルなのですが、完全な平坦ではなく折り返し地点が上りになっていたり、コースの中に視覚的に判断できない、隠された登りや下りがあったり、その日の風向きで頑張るポイントが変わったりと、けっこー難しいコースです。
さすがにもう何度も走っているのでコースの癖はわかっていたので、ベストバイクスプリットで必要ワットを割り出して、最終的にそのアベレージで走るような感じで走りました。

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photo by.トミタさん
むぅ、このジャージで走るのプレッシャーが高すぎて恐ろしい…誰もそんなん気にしてないでしょうけど(^_^;
今回はスタート台も低く、人によるスタート保持もなく、横にあるバーを掴んで自分でクリートをはめて走り出す方式でした。
前走者との間隔が30秒しかないので、クリートがはまらず慌てましたが、なんとか5秒前ぐらいにハマり、あわてて鬼の体重全乗っけ全開ダンシングでスタート。
4分間耐えるだけ…と思えば、トラックの1kmTTと同じで、最初全力をカマして残りは耐えるというやり方でいいんじゃなかろうか〜?と思い、そんな勢いでスタートしました。
いろいろな意味で、鍛造塾でのトラック練習会は自身の走り方の考えを変えているように思えます(;・∀・)
今年は行きが追い風で帰りが向かい風なので、あまりタイムを稼ぐことができない風向きなのですが、それに合わせたペーシングで走ります。
途中、前走者の方を抜くのにちょっと手間取りましたが(いつぞやのデジャヴ…)、モトの方が事前に注意喚起してくださったのと、選手の方も真っ直ぐ走ってくださっていたので、安全に抜くことができました、ありがとうございましたm(__)m
そんなこんなで、でろんでろんに涎を垂らしながら、全く映えないゴール(;´Д`)
SFS2022TT:2.82km 3:51.5 44.1/52.3km/h 90/123rpm 172/177bpm 381/921w NP371w IF1.245 TSS8.6 83kJ 21℃ 341st 53:47
公式リザルト:男子40歳代(40〜49歳) 3分38秒47 46.13km/h 2位/完走18人中
1位のテイラーアランさんは、先週VC福岡マスターズからトライアウトでエリートに移籍したということで、実はチームメイトでした(^_^;)
結果的に、1位のアランさんとの差は7秒差でした。
凄まじいフィジカルモンスターだとはお聞きしてましたが、噂通り強かったです。
そんなこんなで、来月からはアランさんと一緒に練習するのかなーと思うと、ちょっと恐ろしいような楽しみなような(^0^;)
念願の年代別優勝は果たせませんでしたが、今までは最高で4位だったので、入賞できたことは素直に嬉しかったです(^^)v
来年も年代別に出場する理由もできましたし、頭の中で考えていたイメージ通りに走ることもできましたので、TTは満足の結果でした。
しかし、一昔前ならば4分切れば入賞できていたのに、レベル高くなりましたねえ(;´Д`)
ここから7秒縮めていくならば、私のフィジカルは限界値だと思うので、もっと細かくライン取りを突き詰めたり、コースに合わせたパワーのペーシングやポジション変更のタイミングなどなど、コース攻略を詰めていかないと難しそうだなーと思いました。
【機材メモ】
フレーム:VENGE PRO2020 54サイズ CROWS BIKES
ホイール:フロント RovalCLX50DBのむラボチューン現在の最適解+結線
ホイール:リヤ 去年のニセコTTに使うために買ったが出番がなかった Roval321DISC
タイヤ:前後ともGP5000S 25C F7.1 R7.3
チューブ:Fミシュランラテックス Rたぶん余ってた中古ヴェレデステイン
ギア比:TTにあるまじき 52/36 11-30T(使い慣れてるので)
ハンドル:Venge aero clip-on bar(Vengeが5分でTTバイクに変身するスグレモノ)
一応スピードコンセプトもまだ持ってますし、未登録クラスなのでトライアスロン用の7でも使用可能なのですが、普段から乗り慣れているVengeを簡易TTバイク化しました。
これは去年のニセコのTTでやってみようと構想していたものを、実践でテストしてみる意味もありました。
さすがに北海道まで2台のバイクを鹿児島から持っていくのは手間も費用も、現地での管理もたいへんなので、VengeにクリップオンDHバーと、ディスクホイールを装着すれば、そこそこ走るなんちゃってTTバイクになります。
ポジションがロードのままなので、乗り方に工夫が必要ですが、意外といけるものです(^_^;)
問題点としては、できればVengeステムを軽量なSL7ステムに交換したいと思っているのですが、そうするとこのクリップオンDHバーが取付できなくなるので、SL7ステムは利便性とのトレードオフで諦めました(;・∀・)

■第2ステージ 5.2kmヒルクライム

サイクルフェスタ桜島ヒルクライムは短距離ですが、かなり斜度がきつく、どちらかというと、筋肉クライマーよりも、ピュアな軽量ヒルクライマーのほうが確実に有利です。
私は前者のほうなのですが、このステージもベストバイクスプリットでざっくり計算してみると、どう見てもパワープロフィールの数値がぜんぜん足りない(´・ω・`)
1月から1ヶ月3kgぐらいのペースでゆるやかに体重は落としてきてはいるのですが、まだ減量期には入っていないので、ここは素直に今出せるギリギリのパワーでペーシングするということを選択しました。
コース的な攻略としては、前半かなりきつく、中盤斜度がゆるみ、終盤でまた前半並みに斜度がきつくなるので、中盤のゆるんだところでどれだけ回復できるかが大事なのではと考えていました。
スタートはグロスなので、できる限り前に並び、スタート直後の500mは対向車線走行可能とのことなので、スタート直後にできるだけ捲って、登録の集団についていけるところまでついて走ろうという作戦でした。
しかしスタート直後、最近常にやらかしてしまうクリートキャッチミスを見事にブチかましてしまい、捲るどころか捲られまくりのスタートとなりました(;´д`)トホホ…
たぶんここで5秒ぐらいはロスしただろうなあ…と思いつつ、気を取り直してクリートを嵌めてから、登録クラスの後を追いますが、登録の選手はJPTのシエルブルー鹿屋と鹿屋体育大学と南大隅高校の猛者で構成されているだけあって、ハンパなく速い( ̄∇ ̄)
あとはもう走れる限りの力で、あと15分だけ…15分だけ耐えろ、あすか!(by.魔王少女特殊戦)と意識に訴えかけつつ、スパイラルブースト心拍領域180台を使い続けて涎にまみれ、またも全然スマートではない映えないゴールとなりました(笑)
SFS2022HC:5.38km 16:44 19.3/61.3km/h 84/114rpm 177/185bpm 303/633w NP310w IF1.042 TSS29.2 300kJ 26℃ 1398st 53:47
公式記録:5.2km 16分38秒79 +1:12.186 18.74km/h 7位/完走16人中

( ̄~ ̄;) ウーンやっぱり体重に対してパワーが全然足りてないですね。
現在73kgなので、人間重量パワー比ならば4.15倍というところでしょうか。
この短距離のヒルクライムで、トップから+1分12秒であれば、現状では手も足も出ないですね〜(´_`。)
ここから1分削るのであれば、ヒルクライム向けのパワーと体重比の細かい調整と割り出しが必要になってくるかなと。
コースはそれにある程度対応した走り方はできていたと思うのですが、より的確な走り方を突き詰めていっても、1分は縮まらない、かなぁ…。
完全に諦めるわけではないのですが、私とこのコースの相性が良くないので、そこに膨大な時間をかけてまでやる必要もないかなーと思ってます( ´ ▽ ` )
【機材メモ】
フレーム:TIME アルプデュエズ01 Sサイズ Hagibow Bikeworksチューン
コンポ:Dura-Ace R9100ワイヤー引き(ブレーキだけBR-7900)

ホイール:のむさんがギンギンのカツカツまでテンション張ったレーゼロカーボン2021あたり
タイヤ:前後ともGP5000S 25c F6.5 R6.8
チューブ:前後ソーヨーラテックス
ギア比:50/34 12-27T
軽量化とか:ぜんぜんしてない( ̄∇ ̄)
去年6月の富士ヒル仕様のままですね。
ギア比を11-30Tにしてもそれほど意味ないような気がするので、機材的にも大きく詰められる部分はないですね、残念ながら(^_^;)

■全体的な感想

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地元鹿児島のレースに出たのも、前回のサイクルフェスタ桜島2017から4年ぶりでしたが、なんだか久しぶりに地元の皆さんと楽しく談笑しながらレースイベントを楽しむことができた、という満足感があり、良かったです(*^_^*)
また、以前は高いパフォーマンスを保っていた方が、このコロナ禍の影響での3年の間に調子を崩していたりと、どこに目標を置いて練習のモチベーションを維持できていたかが問われた3年間だったように思えます。
ここ数年は、12月開催のかのやサイクルフェスティバル以外は、鹿児島の大会もコロナや集中豪雨の影響で開催されず、久しぶりの良い天候の中、大会が開催されたことを嬉しく思います。
来年は男子40代カテゴリーに参加できる最後の年となりますが、今回優勝できなかったので、また来年は年代別で最後の40代カテゴリーを頑張って走りたいと思います。
参加された皆様、大会関係者の皆様お疲れ様でした!ありがとうございました〜〜〜( ´ ▽ ` )ノ