のりりん鹿児島

基本的に自転車トレーニングと覚え書きです(^-^;

2023-2024シーズン山口シクロクロスMM2+3 8位れぽ

ロードバイクのオフシーズンのトレーニングに良いと聞き、2015年にアンカーのアルミシクロクロスCX6完成車を購入したのですが、あまりに早食いすぎて九州ではシクロクロスのレースはないし(九州CXも始まってなかった)、一緒に走る人もいないしで、ロードに飽きたときに気分転換に舗装路で乗るぐらいで、すっかりお蔵入りになっていました。

その年の冬場に山口車連さんのシクロクロスレースに出場したのですが、シクロ車は2〜3台ぐらいで、後は全てMTBでしたし、コースもMTB準拠でシクロ的にはありえないぐらいの激しいコースで、すっかり興味を失い、野辺山にエントリーしたものの開催日は大雪で、飛行機が飛ばず帰れなくなる危惧もありDNS
とことんシクロクロスに縁が無いなーと、それから舗装路しか走らない日々が続いておりました(^^;;

時代は移り変わり、九州シクロクロスがシリーズで開催されるようになり、山口シクロクロスも5戦ほどのシリーズ戦となり、参加者も激増していたので、ロード練習のほうも落ち着いてきたので、何か新しいものが掴めるのではないかなーと思い、HagibowさんにTCXの完成車を持ち込んで組み直して頂き、レース1週間前に受け取って、舗装路でポジション出しをして、ぶっつけ本番でオフロードのレースに投入するという慌ただしいシクロクロス再デビューとなりました。

cycle.yamaguchi-cf.com

 

天気予報は土曜日までは暖かいのに、日曜日だけが急激に気温が下がって雪も降るかもしれない…とのことでしたが、ほんとに北九州を移動中に雪が降り始め、車内の気温計は3℃(凍結あり)という表示が…マジカヨ。

とはいえ雪が積もるとすぐクローズする九州道もなんとか通過し、かなり久しぶりの下関ICで降りて、リフレッシュパーク豊浦に到着。

入口でライセンスコントロールと受付をして、入場カードを受け取ってパーク内を移動します。
パーク内は自転車での移動は禁止なので、1〜2分歩いてシクロクロスの会場まで移動できます。

慣れた参加者の方は、大きめのバッグを持って必要なものを全部入れて移動されていました。

YoutubeのTakeさんの動画で見てはいたのですが、リフレッシュパーク豊浦のコースは、まさにシクロクロス向けの場所といった感じで、フラットな平坦をベースに、ゆるやかな丘や激しい登りなど、シクロ車でもかなり楽しめるコース構成になっています。

空気圧はHagiさんからアドバイス頂いていたので、低めにして試走してみるものの、全くタイヤが滑る感覚はなく、コーナーでわざとトラクションかけてもかなりのグリップ。

TCXに標準でついてくるマキシスのオールテレーンなのですが、このコースならこれで特に問題なさそうな感じでした。

ポジション的には、舗装路で合わせていたよりも少しサドルを下げたほうがいいかなーという気はしましたが、極寒すぎて下手にポジション動かすのも辛かったし、失敗するとまずいなと思ったので、そのままのポジションでレースに臨むことに。

試走では、コースのライン取りや、どの場所を通ればギャップに喰われて失速しないかとか、落ち葉の中に隠れた木の根の位置とか、ボコボコ区間でダンシングで抜けるかシッティングで抜けたほうが速いのかとか、コースの隠れた要素をできるだけ探して、リスクを減らすラインを見つけることを心がけました。

そして極寒の中、みんなブルブル震えつつ10分前に召集がかかり、ゼッケンの若い順にコールされて並んでいき、いよいよ7年ぶりの人生2回目シクロクロスレースがスタートです(^^;;
今回はME4かMM3のどちらにエントリーしたらいいのかわからなかったので、いいかげんおっさんだしマスターズにエントリーしようとMM3にエントリーしました。

人数と進行の関係で、MM2+3で出走19名、WE2の女子エリート3名混走です。

序盤から皆さん激しいスタートダッシュで、あっという間に置いていかれてしまいました(;・∀・)
コースは1周2.4kmで、私がゆるく試走したときは9分程度でした。
シクロクロスは時間が30分となっていますが、先頭の1周目のラップタイムで周回が決められるため、4周になるか5周になるかは展開次第となります。
この日はオフロードが速い方が居られたみたいで(MTB経験者?)、地獄の5周回となってしまいました(^^;;

丘のテクニカルセクションでは、あえてぼっこり穴が空いてる場所がコースになっていたりと、テクニカルな上にオフロードならではのコースになっていました。
なんかこの景色、まさにシクロクロスって感じでいいですよねえ。

この先はフラットな短い直線なので、一応VC FUKUOKA DEVELOPMENT TEAMの意地を見せて、力技で直線で捲ります((^^)) ドーモ、スイマセン…。

その先はオフロードでの八の字が出来てないときつい低速コーナリングセクション。
いやー山口車連の方なかなかの試されるコース設定ですねえ…こういうの好きです。

昔はめちゃくちゃ苦手でしたが、ロードで八の字練をやっていたおかげか、それほど遅れたり、後ろからつつかれたりすることもなくクリアできました。

いちばんのひっかかりポイントだったのが、この小さな土手でしょうか。
試走では左からクリアしていたのですが、人が通るたびに地形が変化していて、左を超えた後に大きな穴ができていて、そこでひっかかって降車…ということが2周ほどありました。

右を超えると問題なく次に繋げることができたので、こういった人による地形変化も意識しなければならないですねえ。

そして皆さん苦労されていたのが、この急斜面ですね。

写真だとそれほどに見えないのですが、実際に見るとほぼ壁みたいな感じです(^^;;

乗車でクリアする方もわずかに居られましたが、基本的には担ぎで一気に登り切る感じですが、走るのが苦手な私にはかなり辛かったです(笑)

その後は狭い幅の下りを一気に駆け下りて、さあスピードが乗るぞ!と思ったところで…。

このシケインです(笑)
一気にスピードに乗せたいところで、このシケイン悲しすぎる…けど、コースを造った方のいやらしい意図はよくわかります(^^;;

ほんでもって、やっと1周してホームストレートへ〜〜〜(;´ρ`)チカレタヨ・・・
Youtubeの動画では直線基調の楽なコース設定かと思いきや、かなりアドベンチャー要素もあり、レースとしてのリズムも崩れない絶妙なコース設定でした。

コース脇では寒い中応援してくださっている方や、恐竜の着ぐるみで手を振ってくれる方もおられて、山口県でこんな応援があるなんて、シクロクロスならではだなあ〜と思いつつ手を振り替えしていました(笑)

そんなこんなでシクロクロスは集団ではなく人がばらけるので、順位がどの辺りかということもよくわからなかったのですが、順位の近い方と競り合いながらなんとか5周回をクリアしてゴールできました〜〜〜マジ(;´ρ`)チカレタヨ・・・
2023-2024山口CX2戦:11.89km 37分15秒 19.2/38.2km/h 81/132rpm 169/179bpm 234/842w NP226w TSS32 IF0.737 455kJ Core38.256Av/38.59max/37.74min 4.2℃ 曇雪

公式記録:Top34分16秒8+3分38秒 MM2+3 8位/19人中(42%の位置)
公式リザルトは以下で↓

山口県自転車競技連盟 主催イベント | 2023-2024シーズン AJOCC山口シクロクロス

■感想

機材もぶっつけ本番、オフロードを走るのもぶっつけ本番という、ひさびさのシクロクロス参加でしたが、コースも面白く、運営もさすが山口車連さんで手慣れており、MCの方もずっと喋って会場を盛り上げて下さっておられましたし、九州・山口でもシクロクロスが楽しめる時代になったんだなあ…と感じました。

自分的反省としては、リフレッシュパーク豊浦はそんなに激しいオフロードコースではないので走行スキルはロードが転用できるものの、大きく差がついたのは、降車・乗車、担ぎでの急坂登り、低速セクションの機材不慣れによる甘さ、シケイン超えの技術、オフロードならではのラインの選択など、シクロクロスならではの部分ができていないということが実感できました。
正直これがロードに繋がるのか…という点は今ひとつ実感できなかったものの、オフシーズンもレース走をやりたいという方には、良い選択肢なのではないかと思いますヽ(=´▽`=)ノ

九州・山口シクロクロスはシリーズ戦となっており、開催回数も大幅に増えておりますし、シクロクロス専用車でなくとも、幅広タイヤ対応のロードバイクに太めのグラキン履かせたりとか、今流行のグラベルロード、そしてMTBでも参加できたりしますので(たぶんカテゴリ的な制限はありそう)、冬場の高強度トレーニングや、オフロードでのコーナリングスキルの体得など、いろいろな練習としても楽しめるようになっていると感じました。
次戦はきらら浜での開催なのでちょい遠いのですが、タイミングがあれば参加できるときに参加していきたいと思います(^_-)-☆

■機材

本体:2024GIANT TCX ADVANCED PRO 1 完成車Sサイズ Hagibow Bikeworksチューン

コンポ:SRAM 1x APEX XPLR AXS (電動)12s
タイヤ:MAXXIS ALL TERRANE 700x33C Tubeless Ready F1.5BAR R1.5BAR MAKUHARU施工
ホイール:GIANT CXR 2 Hookless Carbon
クランク:右アルテグラ 左Stagesデュラエース(Hagiさんから借り物)
ギア比:F42T R10-36T
ペダル:前のCX6についてたエッグビーター
シューズ:懐かしいシマノXC90

クランク以外は完成車そのまんまの仕様です(^^;;

www.giant.co.jp驚いたのは、会場のTCX率高すぎ(笑)
まあITさんが絶賛しておられるので、これを買っておけば間違いないとは思います(^^;;
乗った感じは、オンロードでもオフロードでも素直な走りで、盛り上がりとか味付けとかは感じませんが、普通に低速から高速までバイクを意識させないニュートラルな特性だなーと感じました。
あとCX6と比べると、やはりカーボンフレームでホイールも軽いものがついているので、バイクが軽く感じて良いですね。
担ぎやシケインも楽になると思いますし、まだシクロクロス持っておらず、始めようかなと思われている方は、オールインワンで揃ってコスパも高いTCX完成車はお薦めではないかなーと思います(* ^ー゚)ノ
そんなこんなで時間もないので、推敲せずにこのへんで〜