のりりん鹿児島

基本的に自転車トレーニングと覚え書きです(^-^;

2023ツールドおきなわ市民200れぽ 113位 6時間11分24秒5

2023ツールドおきなわ市民200れぽ  完走113位 6時間11分24秒5

基本的に来年の自分に向けたチラ裏メモです。
いろいろ気付いたことなど書いている超長文ですので、お暇で興味のある方以外はほとんど参考にならないかと思いますので、さっくり読み飛ばしてくださいね(^^;;

■昨年のレースからの2023年の目標

昨年初参加して、なんとか完走できたおきなわ市民210ですが、一度走ってみてその時点での課題が見えたので、それを対策しつつ全体的なパワーの底上げ、JBCF参戦によるロードレースやクリテリウムで、集団の苦手意識を克服するべく1年間取り組んできました。
昨年の目標は、羽地まで先頭集団に残るというものでしたが、実際に参加して、先頭に残る方のレポートや、まつけんさんや田崎さんのおきなわ対策の記事を読むにつれ、1本目の普久川の中盤で千切れてしまった2022年を鑑みると、まずは2本目の普久川でのセレクションに残るということを、2023年の目標としました。

2019年の140kmマスターズでは、普久川を18分で登り、ギリギリ集団に残ることができていましたが、その後のコロナ禍でローラー練にシフトしたためか、登りが極端に遅くなり、FTPは上がっているものの登りは遅くなっている…ということが現実にわかっていました。

それがわかっていながらも、ローラーは時短になるので、平日はローラー、休日の日曜日のみ実走というパターンからどうしても抜けることができず、富士ヒルでも乗鞍でもそこそこ登りの成績は残しているので、本来は平日も実走練にシフトしなければいけないのだけど…と思いつつ、時間的に楽なローラーを中心に練習を続けてしまっていました。

その結果、10月中旬に開催された南九州クラッシックで、トップレベルの方と走ってみて、明らかに登坂で遅れるということが明白になり、それからは心を入れ替え、実走で缶買うを取り戻そうと、おきなわまでの残り3週間は全て実走練習にシフトしました。

ですが、やはりそれぐらいの付け焼き刃では、3年間染みついたローラーの走り方が変えられるはずもなく、ローラーでは普通に維持できていたL6のパワーが、実走ではパワーの乱れが出て全くといっていいほど維持できず、ローラーに傾倒しすぎた弊害を克服できないまま、3週間前よりは多少マシ…というぐらいの状態でおきなわ本番に臨むことになりました。

体重のほうは人生イチで絞ることができており、体重はうっかり成人からの人生最軽量を更新してしまいましたが、単純に実走練習で自転車に乗っている時間が増えたことと、9月10月は祝日が多かったので、練習に割くことができた時間が多く、カロリー消費が増えたことが影響していたかと思います。
軽量化しすぎて63kg台になるとパワーや体力の低下が顕著になる経験則があったので、朝練の後にプロテインを飲み、昼食と夕食の間食におにぎり1個を追加し、糖質を40gぐらい増やしたところ、64-65kgで安定し、体脂肪率もアスリートモードで5〜6%台を維持し続けることができ、体重体脂肪率に関してはかなり上手く調整できたと思います。

しかし、乗鞍の時と比べて5kgも体重が減っているというのに、登りはまったく軽く走ることができる感触はなく、体重が軽くなったところで登りが速くなるわけではない、ということを如実に体感することができました(^^;;

■おきなわ入り

去年までは、鹿児島から沖縄までは時間的に近いこともあり(飛行機で1時間15分程度)、土曜日の早朝便で出発して、日曜日の最終便で帰っていました。
しかし、土曜日の便で行くと、おきなわに到着してからの移動の疲労や、受付してバイク組み立ててセンサーやゼッケンを取り付けて、ジャージにもゼッケンをつけて補給食やボトルを準備して…とバタバタやっていると21時をまわってしまい、翌日4時ぐらいに起きたいのに、睡眠時間が5時間程度になってしまうため、それらの疲労からレースに向けた精神力が底になってしまいます。
去年はそれを強く感じたので、初めて金曜入りしました。
金曜日だとレンタカーの待ち時間も短く、受付やホテルも混雑しないので、それでもやっぱり金曜日入りしている方も多く、混み合うことは混み合うのですが、土曜入りよりは楽な気持ちでレースまでの準備ができました。

金曜日にレースの受付もしているので、レンタカーで直で名護漁港に向かって、レースの受付をして、漁港でバイクを組み立てて、ホテルにチェックインして着替えて軽くバイクチェックして、ゆっくり食事と入浴することができ、睡眠も8時間取ることができました。
土曜日はホテルの朝食を取ってから、普久川ダムのコースをできるだけ体感で覚えておこうと、140kmのスタート地点の道の駅ゆいゆいから普久川ダムの展望所まで試走しました。

小雨で路面も濡れていましたが、どちらにしろ日曜日も雨予報だったので、今濡れようが明日濡れようが同じだろうーということで、濡れた路面の普久川を登ってみたのですが、ダンシングでリアの荷重が抜けるのか、雨の日にグレーチングを踏んだ時のように、ダンシング時にリヤがスリップすることが何度かありました。
昨年も雨で、気づかずに乗ったマンホールの上で滑ることはあったのですが、アスファルト上のダンシングで滑ることはなかったので、よほどダンシングの時に前荷重になっているのか、去年と違うタイヤチョイスと、空気圧ということもあるのかな…と思いつつ、当日はもう少し空気圧を落とそうと考えていました。
※昨年はアジリストTLR28C、今年がGP5000S TR25C
その後は宿に戻り昼食を取って昼寝して、予め買ってきておいた夕食を食べてお風呂に入って20時には就寝することができました。
ちなみに食事はグルメを求めると食欲リミッターがあっさり外れてしまうので、普段食べてるコンビニ飯で、変なリゾート食欲が出ないように抑えこみました(^^;;
ここ1年でおきなわもセブンイレブンがめちゃめちゃ増えたので、いつもと同じPFCを調整された食料が購入できることは、ある意味自制できるという意味で有り難かったです(笑)

■レース当日朝、雨対策など

当日朝4時に起床してスマホの天気予報をみると、昨夜見たときの雨予報とほとんど変わっておらず、レース前からレース終了まで5ミリのなかなか強い雨が続く予報になっており、気温も晴天なら28℃予報ということで、暑さ対策が必要かと思っていたほどだったのですが、20~21℃の予想となっていたので、レインウェアまでは必要ないけれど、雨対策は必要になると考え、レース時には天候が急変したときのために必ず入れているイナーメスポーツアロマのレインジェルを腕と脚に適量伸ばして塗り、今はディスコンなのかもしれませんが、同じくイナーメのボディバターというお腹や胸に塗ると寒さ対策になるというクリームを、お腹を冷やさないという意味でお腹まわりにだけ塗りました。
あとはサドルにアスセイバーの小さめサイズを取り付けて、サドルホールからウオッシュレットしてくる路面の水しぶきや、背中やお尻に飛び散る雨水を避けることができたのも、今回の雨対策としては功を奏したと思います。
私以外にリヤの泥よけをつけていたのは、おふたり見かけただけでした。
特にゴローさんはフルサイズ近い泥よけを取り付けておられて、さすがだなあ…と思いました。
これらのアイテムはそれほど嵩張るものでも重量があるものでもないので、雨が降りそうなレースの時には、必ずシーコンのギアバッグにポイッと入れるようにしています。

バイクの空気圧は、昨日の試走F4.1R4.2でちょい滑るという感覚だったので、空気圧を下げすぎてもグリップしなくなるのではと思い、気持ちリヤを下げてF3.9R3.9で。
優勝された井上さんが3.8BARということで話題になっていましたね(^^;;
カブトR2のバイザーは、クリアと調光の2つを持ってきていましたが、この予報だとレース終了まで日が差すことはないだろうと思いクリアをチョイス。
できればレインホッパーがあればさらに良かったのですが、あれはガスを使ってるので飛行機に乗せることが出来ないのです。
ガス抜いて中の液を100均のアトマイザー容器に詰め直してもいいかなーと思いました。
眼鏡用の曇り止めクロスを持ってきていたので、バイザーと老眼鏡の両方に曇り止めを表裏施工。
以前、雨のとき、自分の熱でバイザーが曇ってぜんぜん見えなくなったことがあったのですが、これは効果がありました。
5時40分にホテルをチェックアウトして外に出ると、暗闇の中で去年と同じぐらいの雨っぷり…昨年この暗闇の土砂降りを見てレース精神力が尽きていたことを思い出し、ちょっと気持ちが落ちるものの、金曜日入りでゆっくり寝たおかげか、精神的ダメージは意外と少なくレースに臨む気持ちは大丈夫でした(^^;;

■会場入り

ホテルから漁港までは5分もかからないので、バイクを降ろして補給食をポケットに詰めて会場へ。
軽量ウインドベストを持っていくか悩んだものの、ポケットに入れると補給食が取りづらくなり補給が面倒になり摂取しなくなる可能性を考慮して、雨による寒さを我慢することにしました。
6時ちょっとすぎに会場に到着したものの、雨と暗闇で招集会場のどこに招集されればいいのか全く見えず…よくレース会場にあるスタート順やスケジュールを書いた看板もないですし、招集のアナウンスもなく、この適当な感じが沖縄ならではの文化なのかなぁ…と、ただでさえ視界不良で雨の中、招集場所が見つからないのは不安でしかなく、6時20分を経過してもまだ招集看板が見つからず、近くを通りがかったコミッセールの方に尋ねてみると「200は後ろなんでこのへんのはずなんですが…ないですね…」と一生懸命探して下さるものの、他の業務もあると思ったので、自分で探しますので大丈夫ですよ〜と伝え、だんだん明るくなってきて通行止めの交差点から見ていくと、やっと交差点の広い通りの最後尾に200の列があることを発見。
招集6時からになってるのだから、もうちょっと早めに看板を出したり、アナウンスを流して欲しいところですねえ(;´Д`)
昨年の経験から、200は前に並べても後ろからスタートしても同じということがわかったので、適当に並べてある自転車の並びに置いて、近くの木の下で雨宿りしながらスタートを待ちました。
そして、突然スタート地点移動の招集がかかり、バイクを起こして移動しますが、この移動で並びとかどうでもいいぐらいにグチャグチャになるので、やっぱり並べても意味ないんだなーと思いました(^^;;

■スタート

スタート位置は適当に前から20~30列目ぐらいの真ん中あたり。
後ろも前と同じぐらい並んでいるので、ほんとに真ん中ぐらいなのだと思います。
今年は知ってる方と全くお会いすることもなく、近くにロックマンさんがいるということぐらいしか確認できず。
と思っていたら、左前におられた方が挨拶されてきたのでどなただったかしら…と思ったら、2022年のニセコクラシックのTTで一緒に表彰台に登った方でした(^^;;

ジャージがオレンジ黒基調から、黒グリーンに変わっていたので気づきませんでした。

こういう再会があるのもおきなわの面白いところですねえ。
そんなこんなで雨の中待ちますが、20℃程度なら雨でも耐えられるだろうと思っていたものの、止まっている状態だと耐えられないほどではないものの、やっぱり寒い…。
まわりに邪魔にならない程度に手足を動かしたりハーフスクワットしたりして体温を保とうとするものの、やっぱり寒くて大腿四頭筋はブルブル震えている状態。
これは走り出したらさらに体温奪われそうだな…と思いました。
また、昨年の経験から雨のときはガーミンのタッチが誤作動しまくりなので、コースナビを起動した後、タッチスクリーンロックしておきました。
Edge840からメカニカルキーが追加になったので、スクリーンロックしておいてもページ送りなどができるのは進化ですヽ(=´▽`=)ノ
でも走行中クライムプロを表示させるときなどに、ページ送りを押すのがちょっと億劫だったので、やっぱりSTIレバーの上ボタンはシフトではなくページ送りやラップに割り当てた方がいいかなと思いました。
そんなこんなしていたら、記念撮影が終わって200kmの長いレースがスタートしました。

■序盤の普久川までの平坦(本部半島〜)

スタート直後はペーサーが入り、街中を抜けるまではゆる…く…ない、けっこういいペースで集団の水しぶきが上がる中進みます。
正直雨粒でまわりが何も見えない…(; ・`д・´)
R2のクリアバイザーには水滴がついて流れないのですが、それをグローブで拭くとまた大惨事になるので、かすかに見える視界から集団内を進みます。
ガーミン純正の保護フィルム貼ってるサイコンの数字なんて、反射と水滴で何も見えないので全く役に立たず(;´Д`)
序盤は50kmと同じコースですが、平坦基調ではあるものの、後ろにいればいるほど、前のスピードアップでインターバルはかかるし、ゆるい登りで前が詰まるとブレーキをかけなければならないし、雨で視界も悪いので前の道路状況もよく見えず、デメリットしかないのですが、いつもの集団葬の苦手意識が働いて、自然にずるずると後ろに下がってしまっていました。

中盤、ポールなどで少し道が狭まっている登りで密集して、真後ろでガシャガシャと落車発生したものの、振り返る余裕はなく前を見て走るのみ。

ギリギリ巻き込まれない位置だったようです。

先頭付近では恒例のファーストアタックからの序盤逃げが発生しているようですが、今年も豪雨の中、集団後方で走るのがやっとの状態…去年はたまに前に上がったりしていたものの、今年は雨脚も強く、この視界不良の状況では全く余裕がありませんでした。

そしてやっぱり走り出してからのほうが、風に体温を奪われて寒さが増していき、これは低体温症になる人も出てくるのでは…でもまあギリギリ運動してれば凌ぐことできるかな…と思いつつ走っていましたが、レースが終わってみると低体温症になられた方がかなり居られたみたいですね(ーー;)

そんなこんなで本部半島を抜けて少し進んだあたりで、トイレポイントでかなりの人数が止まったので、人生初トイレ追い上げ集団に参加。

まつけんさんのレポートに、ちゃんとスピード上げて回しながら追い上げないと、待ってくれている集団に失礼だ、というニュアンスのことが書かれていたように思いますが、後ろで走っているぶんには、普通にきつかったです(笑)

140kmのスタート地点がある道の駅ゆいゆいを過ぎ、ここで最後尾で足掻いていたのが中継に映っていたらしく、鹿児島に帰ってから5〜6人の方に「いちばん後ろで走ってたね」と言われまくりでした(^^;;

そんなこんなで、連続のトンネルのあたりでそろそろ前に上がらないとヤバいなと思いつつ、降り続ける雨と気温の低さから、もうすでに気分は無事完走して帰ることができればいいか…ぐらいの気持ちになっておりました(;´д`)トホホ…

138/164bpm 82/116rpm 172/549w 

■普久川ダム1回目

結局、位置取りはうまくいかず、ほぼ最後尾から普久川ダムに入ることに。

本当は前々で入って280wぐらいでペーシングすれば、最後尾までは落ちずに頂上まで行けるだろうと考えていたのですが、後方から入ったのでペーシングどころではなく、集団から千切れないように、ペーシングしながらもインターバル的な強度がかかるという、疲労を蓄積するだけの走り方になっていました。

3週間前から改善し始めた実走での登りの走り方の修正は、多少マシになったものの、以前のようには戻っておらず、アベレージパワーは狙い通りになりましたが、タイムは2019年の140kmマスターズより遅く、やっぱり登りのスキルがどうしようもないレベルに劣化してるのだなあと、後からデータを見て再認識するのでした。

162/169bpm 85/110rpm 286/451w

ちなみに2019年140kmマスターズのときのデータはこちら

178/184bpm 87/116rpm 287/538w

ほぼ同じアベレージパワーなのに1分24秒遅いのですけど…(´;ω;`)ブワッ
登り序盤から遅れ気味だったのですが、中盤ではもうメイン集団が見えなくなっていたので、1回目を乗り切れば…!と思っていたのですが、もうこの時点で足切りされたようなもので、個人的目標関門を超えることができず、今年のレースは終わった…という気持ちになりました(;´д`)トホホ…

■集団走ができない北部海岸線〜奥の登り〜普久川2回目

普久川1回目を過ぎてからは、同じように普久川で遅れた方とパックを組み、できるだけ高い速度で完走を目指そうと考えていましたが、今年は10人ぐらいの集団に乗っても、何故かその集団内でペースを合わせて走ることができず、登坂や下りなどペースが大きく変化するところで遅れることが多く、平坦区間で取り戻して合流するものの、また登坂や下りで同じように遅れてしまう…ということを繰り返し、自分自身で脚を削りまくってました( ;∀;)

この辺りも、2023年シーズンは週末にレースに出ることが多く、平日はローラーのみで、休日に長めに人と一緒に走ることが少なかったことが、影響していると感じました。

100kmのスタート地点である奥の登りも、なんとか残りの集団に食らいついてクリアできましたが、PRは自己ベスト3番目なのでやっぱり登坂遅すぎです。

161/167bpm 79/101rpm 266/453w

昨年はここで市民100の集団に飲み込まれて、普久川までは集団内でペースを上げることができたのですが、今年は200kmカテ15人ぐらいの集団で、回しているのは前7〜8人ほど。
前に出ると上げすぎる人がいたりで、ローテーがうまくまわらない時もありましたが、それでも単独で走るよりは速度も上がり、体力も温存できたのでありがたかったです。

そんなこんなで、2回目の普久川ダムですが、1回目の普久川で千切れた方々で構成されていたせいか、普久川も最初はそこそこ集団のまま維持できていましたが、やはり後半になると疲労や体力の差が出てバラバラに。

156/164bpm 76/107rpm 239/418w

トップ集団が17分台で2回目を登るところを23分と、もうLTペース走にすらなっていません(;´Д`)

■学校坂〜高江〜平良〜慶佐次〜又吉コーヒー〜有銘〜カヌチャ

普久川の下りも無事落車せずにクリアでき、ここからが勝負所のオンパレード区間となるわけですが、まわりに誰もいない(;・∀・)

そんなわけで、たんたんとペース走で勝負所をクリアしていきました。

150/156bpm 66/91rpm 232/298w

 

144/160bpm 86/106rpm 184/434w

 

147/155bpm 76/104rpm 214/406w

 

150/155bpm 76/104rpm 220/305w

 

152/155bpm 67/94rpm 229/331w

 

133/142bpm 70/101rpm 163/334w

 

ツールドおきなわのハイライトと呼べる区間も、ほぼ単独で150bpmのペース走となってしまいました。
途中200kmカテの方数名で一時的に固まることもありましたが、やはりアップダウンでペースを合わせることができず脱落(;´д`)トホホ…

このあたりで、なぜこんなに人とペースを合わせられないのだろうか…と嘆きに近い心情になっていたように思います(^^;;
100kmや140kmカテの大きい集団が後ろからどんどんやってきますが、その後ろにもつききれず…。

この辺りでゴローさんが後ろから追い上げてきて、「乗ってこ乗ってこ!」と声をかけて下さって、とにかく後ろからきた集団についていこうとしますが、やっぱりツキイチでも乗り切れませんでした。
それにしても、普段動画やチャリダーなどで聞き慣れたゴローさんの声をリアルで聞くと、なんだか安心感があるのは、やっぱりその性格が声や行動ににじみ出ているんだろうなーと感じました。

後ろから140の先頭集団で走ってきたサコマさんにお声がけ頂いたり、国際女子で走っていたイノウエさんにお声がけしたりと、過酷な天候とコースのおきなわは完走するだけでもたいへんなところに、知っている方とも知らない方とも、一つの目的のために、お互い声をかけあってテンションや意識を保っているところもあるのかも…と走りながら思うのでした。

そんなこんなで上のデータ群を見て頂ければわかる通り、ほぼ心拍一定の単独ペーシングで、羽地までの勝負区間を通過したことになります(;・∀・)
この辺り個人練習でペーシングに特化しすぎて、集団に合わせて走る走り方ができなくなっていることが、如実にわかりますね(ーー;)

■羽地ダム〜ゴール

いよいよ最後の羽地ダムですが、今年は2022年と同じくトンネルを抜けた後、真っ直ぐ走り抜けて名護に真っ直ぐ下っていくルートです。

個人的には、2019年までの3段坂から下って、名護のメイン道路に抜けるコースのほうが変化があって好きでした。
羽地から下って左折して、ジャスコ坂を越えて、最後に名護中心部の4車線道路のビル群の平坦を抜けていくときが、いかにもおきなわのラストぉぉぉー!という感じがして良かったのですが、このぶんだと来年も同じコースかもですね(´・ω・`)
昨年は、もう羽地に辿り着く前から屍と化していて、登りも100w台しか出ていなかった記憶がありますが、今年はほぼ単独ペーシングをしてきたにもかかわらず、最後の登りもずっとペースを維持できていました。

ここからは全て自己PRがとれていたので、昨年よりは体力や持久力、そして補給スキルも上がっていた、ということになるのかもしれません。
そんなこんなで、特にドラマティックな展開もなく、単独でスルッとゴールして2023年のツールドおきなわが終了となりました( ;∀;)モリアガラネー…

2023おきなわ200:6時間9分49秒 201.1km 2389mup 32.6/68.9km/h 83/117rpm 144/170bpm 214/625w NP226w IF0.74  TSS332 4307kj 4773kcal 52:48 CORE Av38.147/max38.53/min37.17℃ 19℃冷雨

公式リザルト:6時間11分24秒5 Top+46分15秒 32.53km/h 113位/出走220人中(DNF60名/完走160名)

COMMUNIQUE - ツール・ド・おきなわ

■感想

初出場だった昨年のおきなわ市民210の経験を踏まえて、フィジカル・補給・機材やコンディション管理など、自分ではほぼ完璧だと言えるぐらいにしっかり準備や調整ができていたにもかかわらず、昨年のリザルトが5時間56分でTop+41分から6時間11分Top+46分と、最初から最後まで雨が続いたという点を抜きにしても、昨年より遅くなっていることにショックを受けました。

順位もまあこれぐらいならなんとか二桁に残ってるだろう…という予測を裏切り、リザルトを見る前に完走証を頂いた時点でわかっていたのですが、113位と三桁順位で愕然…。

そういえば今年のニセコ150kmも、ゴールした時に思っていた順位よりずっと悪かったことを、その時思い出しました。

自分がここまでやったからこれぐらいだろう…という感覚と、実際のタイムや順位が大きくズレているように感じています。

今年のタイムが落ちてしまった要因として、1回目の普久川以降、小集団でも集団に合わせて走ることができなかったことだと感じます。
2019年の140マスターズは、最後まで集団走がうまくいき好順位を残せましたし、昨年の210は、奥の登りから普久川まで大きい集団で走ることができた、ということがタイムに繋がっていたのだと思います。

参加人数が多く、長距離のラインレースであるおきなわでは、集団走という私がいちばん苦手なスキルがどうしても必要になってくる、ということを再度突きつけられたように感じます。
やはりここが克服できるかどうかが、私の次のステップへの大きな障壁なのだと再確認できた今年のおきなわ200でした。

今年のスタートリストが出た時、140kmマスターズの面子のほうが面白そうかなあ、体力的にこっちのほうが勝負できるかも…と思いましたが、200にはまだまだ2回目のトライですし、昨年よりは全体的にタレずに走破できるようになっている手応えも感じましたので、自分の中で諦めがつくまで、来年もまた200に挑戦したいと思います(* ^ー゚)ノ

■使用機材と補給食

フレーム:CANYON AEROAD CFR フレームセットSサイズ HAGIBOW BIKEWORKSチューン

コンポ:12sアルテグラSTI・RD)とデュラエース(FD)ミックス
クランクとパワメ:えりりーX320+Power2MaxNG Eco
チェーン:シマノ12Sデュラエース
チェーンオイル:Muc-Off Ludicrous AF(昨シーズンの余りの新品)
ブレーキ:BR-9200デュラエース

ホイール:フロント→デュラエースC50-TL リヤ→デュラエースC36-TL
タイヤ:前後ともコンチネンタルGP5000S TR 25c F3.9BAR R3.9BAR(普段はF4.0 R4.1。試走でリヤが滑っていたのと、雨ということもあって0.2落とした)

ヘルメット:カブト AERO R2 S/M白+ARS-3クリアバイザー(老眼鏡なし)
ジャージ:チャンピオンシステム PerformanceスキンスーツMサイズ
ソックス:フットマックス ヴェローチェ Lサイズ ブラック
グローブ:チャンピオンシステム レースグローブL(DEVOカラー)
シューズ:LAKE CX332 42.5標準幅 (2代目)
前々日(金曜日)の人間スペック:体重64kg 体脂肪率14%(アスリートモードで5%)

補給:ボトル1グランフォンドウォーター750ml(3匙60g)、ボトル2スピードウォーターカフェイン入り(3匙60g)、マグオン梅味×5、マグオンバナナ×5(マグオンはカフェインなしを選択・サロモンフラスコ運用)、エネ餅ピンク×2個、井村屋こしあん430g(1144kcal)、少し水で薄めて粘度を下げた謎の美味しいジェル700kcal(サロモンフラスコ運用)
余った補給:謎の美味しいジェル全量・途中で受け取ったアクエリアスのボトル全量(雨のため750ml×2で足りた)それ以外は完食。
今年は2RUNやカフェインサプリは無し、カフェインはスピードウォーターに含有している150mgのみ摂取