のりりん鹿児島

基本的に自転車トレーニングと覚え書きです(^-^;

優勝することで何か変わるかと思ったけど何も変わらなかった

前回のブログから1ヶ月ほど経つのですが、自分の中でなかなか答えが出ないなーとグダグダ考えていたものの、今思っていることを、とりあえずブログにアウトプットしようと思い至りました。
できれば気持ちが新しいうちに書けばよかったのですが、ここ1ヶ月精神的に辛い時期が続き、なかなかブログを書く気にもなれませんでした。
どうでもいい話が長文になるかと思いますので、興味の無い方は飛ばして下さい(^_^;

 

で、結論から言うとタイトルの通りです。

そういえば4年前、なぜ自転車の練習を真面目にやろうと思い立ったのかと考えたら、8年ぐらい前から自転車競技には関わっていましたが、20代の若い方が中心の競技系チームのお世話係をメインやっていて、自分はそのついでにレースを走るぐらいで、自身の結果は二の次になっていました。
でも、そういう言い訳をして、どうせ運動経験のない自分が競技で結果を残すことはできないと、最初から諦めていて、真剣に取り組む気持ちがなかったのだと、今になって思います。

そのチームから抜けたのを期に、もう年齢的にも45歳と40代後半に差し掛かかっていましたが、ここから自分自身がどこまでやれるのか、取り組むことができるタイムリミットまでやってみようと思い立ち、それまで個人練習などは全くやっていなかったのですが、ワークアウトプログラムを組んで練習を継続することを始めたのが、2018年の8月からで、今でちょうど4年目になります。

この4年間、途中で自転車に乗れなくなるような大きなケガや病気をすることもなく、休まず練習を続けることができたのは、実は自分でもよくわかっていないのですが、おそらく、朝運動すると、その日一日の体調がいいということが一番の理由かなと思います(^_^;

振り返ってみると、毎日の個人練習が辛いなーと思ったことはなく、最初の頃は疲労で今日はさすがに無理…という日も月に1〜2日ありましたが、今はできない日はできないなりに少し強度を下げてワークアウト完遂するなど、融通のきかない私としてはフレシキブルに調整できるようになっているかなあと感じます。(ヘタレとも言う)

むしろシーズン中に自転車練習をするよりも、オフシーズンの冬場にデブりながらストレングストレーニングをするほうが、ずっと辛くて精神的に病みます…。
自転車の練習に直結するからやっているだけで、ストレングストレ自体は辛いだけで、全く面白さが見出せないのです(;´Д`)

そんなこんなで、4年間適切なトレーニングを継続することで、運動経験も才能がなくても、大舞台で優勝する可能性もある、ということを、自分の中では証明できたと思っています。

実際、嬉しさとかやりきった感は全くといっていいほどなくて、ニセコクラシックの表彰式で40-44優勝(タイムでも全カテゴリ1位)のIONUTさんが、表彰式で優勝した嬉しさを体全体で表現されているのを見ていて、うーんあんなふうに陽気に全開で喜んでみたいと、冷静に眺めていたのを思い出します(ーー;)
時間が経てば嬉しさが出てくるのかなーとも思いましたが、特に嬉しいという気持ちもなく、なるほど、自分は1位になることに対しての執着はないんだな…という結論に至りつつあります。

で、ここからが本題なのですが、なぜそんな考え方なのに練習や競技を継続できていたのか?というと、8年ぐらい前、茶輪子練に参加していた頃、店主の山田さんとお店で会話していたとき、「優勝すると、見える景色が変わる」と山田さんに言われたことを検証してみたかった、という興味が強く働いていたように思います。
今までの10年間のキャリアでは、2位は3回ほど獲ったことがありましたが(全部TTかトラック)、その時も特に思うことはなく、やっぱり1位でなければ見える景色は変わらないのかな?と思っていたのですが、今回ニセコクラシックという大舞台で、こんな凄いレーサーが関東にはいるんだなと8年前は雲の上の人と見ていた佐藤さんとも偶然同じ舞台で競り勝つことができ、自身としてはこの上ないぐらいの結果だと思うのですが、結果的に見える景色は変わりませんでした。
まわりの方は優勝を喜んで下さったのですが、自分の中では、鹿児島からニセコにせっかく行くなら2019年のTTのコース面白かったし、タイムがどれだけ伸びているかも確認したいし、150kmロードレースのついでに走っておこう、ぐらいの気持ちで参加していたので、気持ちの中では狙っていたわけではなく、今の全力で走ってみたら「たまたま」優勝できたというのが、自身の中での感触のように思います。
40−44クラスの入賞者は全員18分台、INOUTさんに至っては平均速度45km/hアベレージ(私は41km/hアベ)ですし、終わってみて、「あんなに全力で走ったのに、あのコースのどこで4km/hアベもの差をつけることができるのだろうか?」ということのほうが、自分の中では興味深く、検証したいという気持ちのほうが強かったです。


結果的に見える景色も変わりませんでしたし、ここ1ヶ月も淡々と日々の練習を継続していただけで、モチベーションも取り組む意欲も何も変化がなく、これで競技を止めようという気持ちも起こらなかったので、優勝するということは、やっぱり自分の中では、最終目的ではなかったのだな…と思いつつあります。
じゃあ、自分は何のために練習を継続してるのか、と自問してみると、やっぱり朝に運動しておかないとその日ずっと鬱々とした気持ちになるから、という健康維持と精神的な維持の意味合いが、もっとも大きい部分を占めているのかなと思います(^_^;
次がおそらく、才能も運動経験もない自分が、競技という世界でどこまで通用するのかということを、自分の身体をもって検証したい、ということではないかなと。

今のところは、そんな2つの考え方があるのではないかと、思い至った次第です。←自分でもよくわからない(´_`。)

そんなこんなで、皆さんいろいろな考え方や思い、目的があり練習や競技を継続されているとは思うのですが、自分の中から湧き出る「嬉しい」を身体全体で表現できるような勝ち(勝利に対しての執着?)が本当にあるのかな…というモヤモヤとした気持ちを持ちつつ、練習を継続していこうと思います( ´ ▽ ` )ノ
もっと何かモチベが上がるような事が書いてあるかなーと思って最後まで読まれた方、参考にならず申し訳ありませんm(__)m
自分でも頭の中にあった考えがちょっとだけ整理できたので、これでまた前に少し進んでいけそうです。