のりりん鹿児島

基本的に自転車トレーニングと覚え書きです(^-^;

第2回JBCFおんたけタイムトライアル E1 16位れぽ

■前置き

シーズン前半のタイムトライアルでポイント取らねば後がないというのもありますが、昨年レーススケジュールの関係で参加できなかった、JBCFおんたけタイムトライアルに参戦いたしました。

コース的には御岳湖(ダム)の横を通る道路を、16km往復する形になります。

前日入りしたのですが、始発の飛行機が10時と遅く、セントレアでレンタカーを借りて王滝村に到着したのは16時すぎ…。

高速の中津川ICから王滝村までが1時間半ほどかかり、かなり遠く感じます( ;∀;)

今から試走してると睡眠時間が無くなると思い、とりあえずバイクをシーコンから出して組み立てて車に載せ直し、車で1往復してみました。

やはりコース中盤にある登りが曲者で、往路と復路では勾配変化が違うため、(復路のほうが入りがキツい)DHのまま登るか、ブルホーン握ってダンシングするかでかなりタイムに違いが出そうだと感じました。

あとは下りをDHのままで全て曲がれるかどうか?というところですが、往路の下り出口はアールがきつく、今のTTバイクコントロールスキルでは難しそうだと感じました。


www.youtube.com

JBCFガチンコサイクリングのYoutubeでイナーメの皆様が試走動画を撮影して下さっていたので、路面状況や橋の継ぎ目、ピークの目印などたいへん参考になりました。

ありがとうございました<(_ _)>

■試走

マネージャミーティングが終わってから速攻でコース試走に行くものの、ミーティングが押したこともあり、試走制限時間リミットギリギリでコースインε=ε=ε=ε=ヾ(;◎_◎)ノ ヤバヤバ

昨日のイメージを思い出しつつ、登りで必要なギアがどこまでか、下りはDHで行けるか、コーナーの処理はどうするか…などなど考えつつL3-SSTぐらいで試走。

下りの後の平坦からゴールまではちょっと上げて、事前アップになるぐらいの心拍160台に乗っけて、往復試走1本完了です。

風向きで往路と復路の走り方を考えるつもりでしたが、どちらもほぼ無風のコンディションだったので、予定通り前半を頑張って、後半を耐える走りとすることにしました。
その後車に戻って、ローラーで30分ほどアップメニューを行い、心拍を170まで上げてから準備をして、余裕を持ってバイクチェックに行くことができました。

■レース本番~スタート~往路

サドル後退幅もDHバーもJCF規定にキッチリ合わせてきたので、長野車連の厳しい検車も難なくクリア。(関東や関西は本当に厳しいです…靴下の長さも厳しく言われます)

30秒間隔なので、スタート台に乗って20秒後にはもうスタート。

今年はすでに2回のタイムトライアルに出ているので、スタート台からのギア選択なども迷わずでき、スタート直後も鬼のようにギアを踏み倒さずに、400ー600w程度でスムーズにスピードを乗せてスタートするように心がけました。

最初から800-900wを思いっきり出すと、気合いは入るのですが、筋疲労という点からはよろしくないだろうなあ…と反省しての修正スタートです。

そこからは平坦を260-280wで、空気抵抗の少ないフォームを意識しつつ速度を安定させることを心がけ、往路の登りは試走で30km/hぐらい出たのでDHポジションのままクリアしたものの、やはり下りのラストコーナーはビビりが入ってDHのままでは曲がれませんでした。

ここでDHのままいけると、その後の直線にスピードを繋げることができるので、数秒はタイムが違うとは思うのですが、やはりここでもバイクの練度、という課題が頭をよぎりました。

あとは折り返し地点までエアロフォームと速度維持を頑張るだけです。

昨年は使える心拍は173bpmぐらいまでだったのですが、今年は187bpmぐらいまで常時使えるようになっており(安静心拍は変化なし)、心臓若返ったのかなあと感じるぐらいですが、その分絶対的なパワーは落ちているような気が…気がするだけなら良いのですが…(;´Д`)

そんな最大心拍で走り続け、意識を半分失いかけながら走っていると、復路へのUターンが迫ってきており、そのままブレーキしたらDHポジションで前荷重になっていたことを忘れていて、リアブレーキがロックしてブレーキング失敗( ;∀;)

クリップに付いて加速重視のラインを取るつもりが、少しオーバーランして速度ががた落ちしてからの、ほぼゼロスタート加速となってしまいましたΣ(゚д゚lll)ガーン

ここで10秒近くは失ったんじゃないかなあ…またもTTバイクでのUターンという、バイク練度の課題が頭をよぎります(涙)

■復路

そこからは登りまでまた平坦路を走り続けますが、ここら辺りで心拍が同じでも思ったパワーに届かなくなってきました。

こんなところでもうオールアウト気味かあ…歳か?歳なのか!?ここまでなのか!?と、弱気な考えが頭をもたげますが、継続できる最大心拍を維持しつつ出せるだけのパワーを絞り出します。

登りさえ終わればあとは下りと短い平坦!と自分に言い聞かせつつ、登りにアプローチするものの、やはり復路の登り勾配は距離は短いものの、13%と本当にキツい登り。

350wリミットで走りたくても、300w出るか出ないか…明らかに登りで速度が落ちていて、ここで20-30秒はロスしていたんじゃないかと思います。

ピークのカーブミラーを過ぎてからの下りで速度を乗せ、トップギアに入ったあたりで、脚の重さで惰性パワーを出して、エアロフォームで速度は維持しつつ可能な限り休んで回復を試みました。

復路の下りも、最後の下りコーナーをDHで曲がることができるかどうか…だったのですが、またもビビりが入ってしまい、ブルホーンに持ち替えてタイムロス。

こうやってたくさんのタイムロスの積み重ねが総合タイムに響いてしまうのがタイムトライアルですね…(´;ω;`)

あとはもう出せる限りのパワーと心拍でペーシングして、ゴール前の段差を越えれば全開でゴールに飛び込むだけ!と自分の思考を欺きつつ、ゴール前ですこーしだけ上げることができ、そのままいつもの涎まみれ汗まみれの映えないゴールとなりました(;´ρ`)マジチカレタヨ・・・

■リザルト

第2回おんたけTT:15.67km 22分44秒 41.4/65.7km/h 179/186bpm  97/114rpm 279/568w NP276w IF0.9 TSS30 53L:47R 22℃晴れほぼ無風

公式リザルト:22分39秒 Top+1分57秒 Av.42.36km/h 16位/出走35人中

https://jbcfroad.jp/race/13911

E1トップレベルの選手の中で入賞は難しいとしても、10位以内でポイント40は取得したいと考えていましたが、全く届きませんでした(;´д`)トホホ…

このタイムはE2でしたら入賞できますが、E1で入賞レベルに持っていくには、前回のきらら浜でも書きましたが、TTバイクの練度と速度の乗せ方、速度維持のやり方、登りで速度を落とさない、コーナー処理などなど、パワーで押せ押せではなく、細かいミスを限りなくゼロに近づけつつ、他の選手が速度を落としているところを、いかに高い速度でクリアしていくかなど、一つ一つのタイムロスを減らすための積み重ねが求められると感じました。

今までは全力ペーシングでなんとかなると思っていたタイムトライアルですが、E1はそれでは通用せず、ロードレース同様の技術的なものが求められるのだなあ…と強く実感することができた、きらら浜TTとおんたけTTでした。
これにて今年のタイムトライアルは終了ですが、来期までこのレースでの経験をもとに、TT機材の練度を上げていきたいと思います。

まだまだできることはある!

■機材とか

【機材メモ】
フレーム:2022スピードコンセプトSLR7第3次改修型 HagibowBikeworksチューン
コンポ:アルテグラDi2 12s
ホイール:Front→BONTRAGER RSL75 TLR / Rear→Roval321DISC
タイヤ:F/R ビットリア CORSA SPEED PRO 28cチューブレス F3.8bar R4.0bar マクハル仕様
パワメ:ELLIE(エライリー) X320 170mm Power2Max NG
チェーンオイル:Muc-off Ludicrous AF

ジャージ:サンボルトPROワンピース半袖
ヘルメット:カブトSP-4
シューズ:LAKE CX332
シューズカバー:ビオレーサー