■アラフィフの筋力低下の速度に驚きを隠せない
日曜日はセレクシオン練で70kmほどゆるゆりサイクリングして、月曜日朝は冬期ストレングストレを行いました、開始から3回目になります。
昨年はケガのため開始時期が遅れ、12月中旬〜3月末まで行っていたストレングストレですが、今年もおきなわがなかったので、11月頭から開始することにしました。
休眠期間は7ヶ月ですが、今シーズンは序盤から重量を上げて、後半に最高重量を更新したいと考えていたので(すでに目的が違ってきている)、レースシーズン中も自宅のパワーラックで、スクワット60kg、デッドリフト70kg、10rep1setを、週4ぐらいで、自転車の朝練をやる前に、モビリティワークのような感じで行っていました。
これならオフトレ開始直後に動作慣れの取り戻しが必要なくなるので、高重量でスタートできるのでは?と計画していたつもりだったのですが、HSRの翌日の早朝、1回目に行ってみると…あれ…去年の6割の重量しか挙がらないよ…(´_`。)
これはHSRでの移動の疲労のせいかな?と思い、3日後に2回目を行いましたが、やっぱり1RMで6割の重量しか挙がらない(´・д・`)
今年でオフシーズンのストレングストレは3年目なんですが、1年目→2年目はそれほど低下は感じられなかったものの、2年目→3年目の重量の落ち具合がハンパないと感じました(>_<。)
来年48歳になるのですが、この辺りの年齢になってくると、20台の頃のように、わけもわからず筋トレを続けてるうちにいつの間にか筋肥大していた、とかもないですし、普段の仕事も軽めの肉体労働で、自転車の練習で運動を継続してるということがあったとしても、筋力低下の速度が恐ろしく早いなあと…個人差はもちろんあると思いますが。
これはアラフィフ近くになってくると、年中通して、ある程度の筋力維持の方法を考えないといけないのかもしれないなーと、マスターズ後半の難しさを感じた次第です(;´д`)トホホ…
たしかサイクリストトレーニングバイブルのマスターズ(40歳以上)の項目にそんな事が書いてあったなと思い、先ほどパラパラめくったらやっぱり書いてあり、そのほかにもいろいろ忘れていた興味深いことが書いてあったので、また通しで全部読んでみようと思いました。
とはいえ、1年目は筋力向上、2年目はとにかくダーティバルクで挙上重量に拘りましたが、今年は挙上重量ではなく、持久力競技に直結するトレーニング方法が確立されつつあるということで、そちらをメインに行っていくことになりそうです。
単純に一括りでストレングストレといっても、筋力向上、筋持久力向上、筋肥大と分けて考えつつ、その時の自身に必要な鍛え方を行わないと、投資の意味のない時間となるかもしれません。
そこそこの知識を得つつ、自分の身体で実践していかないと、効果を得られるかどうかはわからないのではないかなーと、感じてます(^_^;)
■メダリスト
kindleの期間限定無料お薦めみたいなのが毎朝メールで届くのですが、表紙の絵柄が好みだったのと、評価も高くレビュー数も多かったので、何気なく1巻をダウンロードして読んでみると、あ、これはめっちゃ面白い( ´ ▽ ` )
日本でのフィギュアスケートのジュニアを舞台に描かれる漫画なのですが、もう1話の見開き2ページ目の時点で、競技で頂点を目指すための「対価」について書かれているというシビアさ。
そう言われて考えてみると、日本のフィギュアスケートって世界でもトップレベルなわけで、日本の上位レベルまで上りつめるには世界を制すぐらいのレベルにならないといけないわけで、5歳からの競技開始、スケートリンクという特別な施設を利用するための条件(一般の営業時間外、深夜でもやる)、クラブに所属し続けてコーチを雇い、特殊で高額な施設を利用するための親御さんの大きな金銭的負担、国内競技レベルの異常な高さがゆえ才能があってもふるい落される…という恐ろしい世界に飛び込んでいく表紙の右の小学生の女の子、いのりちゃんとコーチの司さんのお話です。
主人公の?いのりちゃん(?がつくぐらい登場人物全員キャラ立ちしすぎ)は、ダメな子だとまわりに言われ続けながらも、ダメじゃない自分があるということを、自分自身で体験を持って知り得たいのかもしれないなーと、感じました。
私が最も共感できる子ですねえ( ´ ▽ ` ) ←でも羊さん押しである
フィギュアスケートを続けていくための母親が納得できるだけの材料と説得が必要で、勝負に対してのシビアな選択をコーチから提言され、それをコーチではなく小学生の女の子が自分自身で決める。
これってフィギュアスケートの世界だけでなく、自転車はもちろん、ほとんどの競技系スポーツについて当てはまることが書いてあるのでは、と感じました。
自分の意思で選択できるものとは別に、「できる」に進めた人にしかこの先の道は残されてないとか、できない壁を諦めず越えられるような勝利という記憶と自信とか、リンクに賭ける「執念」とか、漫画でここまでシビアなこと書かないですよね…(´・ω・`)
あまりに刹那的すぎて、5歳からこんな緊張感張り詰めた世界で精神力削っていたら、それは20歳ぐらいで引退してしまうのも当然かなと…成長して体型が競技に不向きになるから、と聞いたこともありますが。
でもって、最近、自転車関係のジュニアのお子さんと親御さんの姿をたくさん見ているがゆえに、これを読んでいると、なんだかその姿がオーバーラップしてきます…( ̄~ ̄;) ウーン
そんな感じで、アスリートなら共感できるであろう、現実的な話がサラッと盛り込まれまくっているメダリストという漫画なんですが、作者さんはこれがデビュー作らしいのです(;゚ロ゚)
絵はめちゃくちゃ綺麗だし、動きの表現が丁寧(いのりちゃんのフラットスピンとか、基礎練習の脚の動きとか、司コーチのデモとか動きが見えるよう)、フィギュアスケートという競技についても、話を読んでるうちにいつの間にかわかってきますし、シナリオも初っ端からガンガン引き込まれ、多彩なキャラも全員立ちまくってて、作者さんの漫画を描く努力と才能がすげーよ!と言いたくなってしまいます(;・∀・)
そんなこんなで、私が四の五の言うより、現時点では1巻無料で読めますし、マジ面白いので、競技やってる方は親御さんもお子さんもぜひ読んでみて下さい、お薦めです( ´ ▽ ` )ノ