ここ2年ほどパワーメーターを積極的に活用した練習を行っていなかったのですが、特定のコースで、定期的にタイムを確認するという習性が私にはないので、実走の指標としての調子の良さや悪さが、今ひとつ判断できずにいました。
だいぶ体も元に戻ってきましたので、パワーを指標にしてPMとTSSの管理ぐらいはやろうと思い、先日のスマートコーチング合宿からパワータップホイール(のむラボホイール1号)を使用し、データ取りを再開しました。
今までは、GoldenCheetahとシクロスフィアの組み合わせでやっていましたが、以前WKO+の時代に挫折したWKO4をなんとなく使ってみたくなり、14日のトライアルバージョンをインストールしてみました。
特に隠すほどのものでもありませんが、お見苦しいのでガウスをかけてあります、すみません(笑)
2011年からのパワーデータが入っているログも含めて、現在までログを取り込んでみると…あらっ、これは面白いかも!?
ログデーターを時期別に細かく計算し、多角的に解析されたチャートを、詳細かつ簡便に閲覧できるようになっています、こりゃすごーい。
過去ログを漁ってみると、ああ、この時悩んでたのはここが弱かったからだったのか…とか、この時期は練習の積み上げ方を無意識に上手くやっていたので、パフォーマンスが高かったんだなあーなどなど、チャートを見ているだけでも多くのヒントや反省点が見つかり、マジでWKO4スゲエ!と思いました(^_^;
また、WKO+の頃はなかったPmax、FRC、mFTP、STAMINA、TTEなどの新指標などが追加されており、今後の新版のパワートレーニングバイブルでも活用方法が紹介されていくかもしれませんね。(その際は高嶋さんの翻訳、期待してます)
WKO4の新指標についての情報 ~パワートレーニングの新指標の概要~−じてトレ
まだまだ表面的な部分しか使用していませんが、WKO4 Education Centerのチュートリアルを見ながらでも、深く掘り下げて勉強していく価値があると思いました。
検索エンジンでWKO4の使い方調べてみても、ソフトの価格の高さと、英語版のみという障壁の高さからか、ほとんど利用している方はいらっしゃらないようです。(日本語ブログはMIKさんが出てくるだけ)
動作的に不安定で落ちまくるGoldenCheetahよりも、WKO4はずっと安定していて、データ取り込み→解析からの計算→画面表示も一瞬ですし、TrainingPeaksの有用なチャートが多く利用できるメリットは大きいです。
パイオニアペダリングモニターの評価が高くなったのは、シクロスフィアが多くのデータを表示して解析できるよう、頻繁にバージョンアップされていったことと、ソフト自体の完成度と安定性が高いことが、挙げられると思います。
パワーメーター本体は価格や性能、精度なども差がなくなってきていますし、これからは、パワーメーターで取得したデータを解析し、活用していくためのソフトウェアが重要になっていくのでは、と思います。
WKO4は14日間は無料トライアルできますので、気になる方は試されてみて下さい( ´ ▽ ` )ノ
また、WKO4で使われている専門用語の理解や、パワー指標をトレーニングにどうやって活用していくかという方法については、書籍のパワートレーニングバイブルに、詳細に書かれています。
WKO4をひとしきり弄った後にパワートレーニングバイブルを改めて読み返すと、ああなるほど、こういうふうに指標データを使えば良いのか…という新しい発見がどんどん見つかり、まるで埋まっている宝の山を掘り返しているような気分でした。
パワートレーニングバイブル単体で読んでいると、よくわからない点が多いかと思いますが、WKO4を使いながら併せて読むことで、その真価を見いだすことができる、と言っても過言ではないと思います。
恥ずかしながら私は、今までざっと流し読みしていただけだったのですが、今後はWKO4+パワーメーター+パワートレーニングバイブルを併せて活用していきます。
- 作者: ハンター・アレン,アンドリュー・コーガン,高嶋竜太郎
- 出版社/メーカー: OVERLANDER
- 発売日: 2011
- メディア: 単行本
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