…なんてタイトル詐欺をしてみる今日この頃(^◇^;)
日曜日の茶輪子練は、いつもの川辺-知覧コースではなく、大隅半島の根占にある、根占自転車競技場(400mバンク)での練習となりました。
鴨池港から垂水フェリーで大隅半島に移動です。
特殊な練習なので、参加人数は少ないだろうなあ…と思っていたのですが、レギュラーメンバーからトライアスロン班、そして初心者班まで全部で19名の大所帯での参加となりました(^_^;
山田さんがチームを帯同され、フェリー内デッキではすっかり遠足の気分です(^▽^)/
…ところで、真ん中でにっこにっこにー!してるのは誰だー(笑)
垂水港からは、交通の邪魔にならないよう、4人ずつトレインを組んで、時間差で出発していきます。
バンクでの体力を温存するように!とのサイトウ総監督からのお達しでしたので、サイクリングペースで、根占まで片道50kmを移動します。
大隅半島最南端にある最後のコンビニ(通称ファイナルローソン)で、昼食や飲み物を購入します。
根占自転車競技場付近は、自販機が置いてある程度で何もありませんので、食事はここで買っていくのがお勧めです(・∀・)ノ
ツールドおおすみBコース(バンク体験コース)を走った方はご存じかと思いますが、ここから根占自転車競技場までは、かなりの激坂です。
ガーミン読みで、ずっと5~9%の勾配が続きます。
重量級の選手たちは、すっかり置いて行かれてしまいました(^_^;
根占自転車競技場に到着して、練習中の鹿屋体育大学トラック班の皆さんと、整列して挨拶します。
この日の午前中は、鹿屋体育大学の練習メニューが入っているため、インターバル休憩時間の合間に、譲り合って練習する形になりました。
鹿屋体育大学の選手が練習している時は、スタンドにて練習を見学します。
ロードレースにはあまり馴染みのない、ゼロスタートの練習や、固定ギアでの踏み込みスタート、加速時のダンシングでの体幹のブレのなさ、そして、チームTTのペースマネジメントなどなど、日本でもトップレベルの練習を見学することができ、それを見ているだけでも、勉強になることが数多くありました。
鹿屋体育大学の練習を、生で見ることができる機会はめったにありませんので、鹿児島の自転車乗りは恵まれていると思います( ´ ▽ ` )ノ
鹿屋体育大学の選手がインターバル休憩に入っている間、コースに入って練習します。
初心者班の皆さんも、初めてのバンクを、のびのびと走っていました(^▽^)/
実は私もバンクを走るのは初めてでした。
ある程度の基礎知識は入れてきたつもりでしたが、バンクに入ると、まるで右側のバンクが崖(壁)のように見えてきて、右ペダルを擦らないか不安になります。
できるだけ速度を上げて、バンクに突っ込む必要があるようです。
何度かバンク走行を練習した後、1000mの記録会を行いました。
到着後1時間ほどして、雨が降り出し、路面はすっかりウエットになってしまいましたが、かなり降ってくれたおかげで、路面の埃も流れ、グリップには特に不安はありませんでした。
根占は火山灰の影響が少ないのも、良いですね。
バンク1周が400mなので、2周半のタイムトライアルです。
一人一人のスタートを、皆が固唾をのんで見守ります。
そして本命、サイクルフェスタ桜島TT40代覇者のU元将軍がスタートです。
山田さんものけぞるほどの鬼神の走りで、この日の一番時計をマーク!
昔の競輪プロ並みのタイムが出ていました(;・∀・)
この後、1000m2回目を希望者のみ走っていましたが、フォームを改善したり、ハンドルの握り方を変えたりして、1回目より良いタイムを出している方も、多くいらっしゃいました。
しかし、山田さんに言わせれば、2本目をそこそこのペースで走ることができるということは、1本目で全力を出し切れていないからダメだ!とのことです(;´д`)ゞ
そして、全員の課題はやはりスタート。
固定ギアでのスタートになりますので、まずは自分のケイデンスと走りにあったギア比を選択するのですが、ギア比を高くするとノビはいいのですが、スタートから半周が遅くなります。
加速を重視してギア比を低くすると、自分のMAXケイデンス以上になると回りきってしまい、トップスピードが頭打ちになってしまいます。
固定ギアでのゼロ加速は、ロードではほとんど必要の無いスキルではありますが、加速時の体幹の使い方にも共通性がありますので、身につけておいて損はないスキルだと感じました。
ちなみに、スピードコンセプト+UCI無視エアロパーツ+リアディスクホイール+エアロヘルメット+エアロシューズカバーという、機材としてはこの上ないレベルでU元将軍に挑んだ私でしたが、あえなく3秒落ちで破れました…(´;ω;`)ブワッ
しかし、チーム内にトップレベルのベンチマークとなる選手がいるということは、この上なく頼もしいもので、U元将軍を目標に、精進して行く所存です。
その後は、400mの記録会も行いましたが、やはりここでも将軍様の3秒落ちでした。
記録会のタイムを編集していて思ったのですが、チーム全体を見ても、極端に遅い方はおらず、初心者も含めてトップ+17秒以内に収まっているのは驚きでした。
指宿チームTT練習の効果が出ていると感じます(^_-)-☆
最後に、鹿屋体育大学の黒川監督から、練習の総括や、自転車を取り巻く社会的な現状、競技会についての現状、大隅半島で練習することによって、地域にどのような貢献をもたらすかなど、自転車の練習以外にも、多くの学びを得ることができました。
ちなみに、根占自転車競技場は、特定の学校やチームだけでなく、一般の方も低料金で利用できるようになっています。
興味のある方は、練習会など企画されてみると、面白いかと思います( ´ ▽ ` )ノ
練習終了後は、練習を見学にきていたY師さんから、チーズケーキとマフィンケーキの差し入れがあり、女の子からケーキを手渡してもらった野郎どもは、みんな大喜びでした┐(´∀`)┌ヤレヤレ
Y師さん、チーズケーキとても美味しかったです!ありがとうございましたm(_ _"m)ペコリ
その後は、地元根占の方しか知らないと言われる「真の鹿屋アスリート食堂」に、お昼を食べに行こう!ということになりました。
なんでも、ラーメンの大盛りを頼むと、5玉分の麵が入ったラーメンが出てくるとか、とんかつを頼むと、ワラジのようなとんかつがそのまま出てくるとか…。
食事のバランスよりも、全て食べ終えることができるか?という点が、”真の”アスリート食堂の名前の由来らしいです(笑)
しかし、残念ながら真のアスリート食堂は臨時休業でしたΣ(T▽T;) ぐわわぁぁ~ん!
そんなわけで、根占に新規オープンしていたラーメン屋さんで、ラーメンを食べました。
昭和の頃食べていた鹿児島のラーメンって、こんな感じだったなあ…と思わせるラーメンでした。
アラフォー以上の方には懐かしい味ですが、今の若い世代の方には、あまりなじみのないタイプのラーメンかもしれませんね(^_^;
ラーメンを食べた後は、3チームに分かれて、垂水港まで高速ローテー。
トラックで全て出し切ったつもりだったのですが、お腹の中のラーメンがこなれてきたところで、いい感じにパワーが戻り、ハイペースで走り続けることができました。
1時間15分程度で垂水港に到着し、17時に鹿児島市内到着でした。
特殊なクローズドコースでの練習ということで、どんな練習内容になるのだろう?と思っていた今回のバンク練習でしたが、ロードやタイムトライアルに生かすことができる練習内容も多く、練習の幅を広げるという点でも、定期的に練習や記録会で走りたいと感じました。
また、鹿屋体育大学の練習も見学することができ、よい刺激を受けました。
その練習を見ての反省点や気づきも多く見つかり、早速それを取り入れた練習をしよう!という声も上がっていました(*^_^*)
今後も練習の一つとして、バンク練習を取り入れて行きたいと思います。