のりりん鹿児島

基本的に自転車トレーニングと覚え書きです(^-^;

アスリートフードマイスター3級コースを受講しました

今年はPFCバランスの観点から食事を管理することで、パワーを落とさずに大幅に減量することができ、普段の食事内容の大切さを身にしみて認識できた年となりました。

そこで薄々思っていたのですが、巷での自転車関係のインターネット情報を俯瞰してみると、トレーニング方法や機材、疲労抜きやコンディショニングについては、熱心に研究されている方が多いのですが、【食】について書かれている方は非常に少ないと思います。

外食でグルメやスイーツなどを食べた写真は多いのですが、普段の食事を一汁三菜や栄養素の観点から検証して、レポートしている方はいないような気がします。

※私が知らないだけかもしれませんが、あったらごめんなさい(^-^;

 

先日、Amazonのおすすめで出てきたウイダートレーニングラボの細野恵美さんの著書、一流アスリートの食事を買って読んでみたところ、錦織圭選手や高梨沙羅選手など、世界レベルのトップアスリートでも、食事管理の失敗でパフォーマンスを落としているとのことで、いかに食事管理が難しいか、という事を痛感させられる内容でした。

そんな事から、その時だけの場当たり的なカーボローディングやサプリメント摂取などではなく、体の基礎を作っている【普段の食事】をシーズンを通して見直すことで、パフォーマンスアップに対してアプローチできるのでは考え、国内で唯一のアスリート向けの資格でもある、アスリートフードマイスターの講習を受講しました。

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おおよその基礎知識は、市販のスポーツ食事関連の書籍を数冊を斜め読みしてから研修に臨んだのですが、最初に受講できる3級ということもあり、基礎的な栄養素や食べ物の種類などの勉強だろうと考えていました。

ですが、想定していたよりもずっと実践的な内容で、受講しながら「意外とガチやん、これ…」と思ってしまうほどでした(^_^;

 

講習の内容については、誓約書に”ブログやSNSに書かないで下さい、録音なども禁止です”と明記されているので詳細は書きませんが、

前半はアスリートのための食事学、後半はアスリートをカウンセリングしてサポートするための勉強でした。

前半は市販の書籍でも学べる内容でしたが、わかりやすく掘り下げられていて、一通り予備知識が頭に入っている方であれば、内容を整理するのに良いと感じました。

後半はアスリートをサポートする側に立った内容で、子供の部活を応援するお母さんや、スポーツ好きな夫をサポートする奥様、学校の部活や社会人チームを指導する方向けといって良いかと思います。

 

このような勉強によって履修できるアスリートフードマイスターは、最終的に修了試験があり、それを修めることによって、民間資格ですが有資格者となります。

そして、学びによって得た知識は、自分のためだけに使うのではなく、いかに人のために活用することができるか、というところに重点が置かれているのだと強く感じました。

サイクリストの日向涼子さんがアスリートフードマイスター2級を取得されていらっしゃいますが、2級はより、教えたり伝えたりする事(セミナーの講師レベル)が重要視されているそうです。

↓先日、3RUNさんのセミナーで講師をされた記事が上がっていました。

目指せ自己記録更新セミナー|日向涼子オフィシャルブログ Powered by Ameba


おそらくこのタイトルの記事を検索からたどり着いた方は、「アスリートフードマイスターを取得するべきか否か」で悩んでいる方だとお見受けします。

その視点から書きますと、人に教える(指導する)立場ではないのならば、あえてアスリートフードマイスターを取得する必要はないのでは、と思います。
2級も3級も講習費用が凄まじく高額ですし、おおよそ市販の基礎的な栄養素と食事の関係を解説した本を読めば、基礎知識は頭に入るので、それをもとに食事をコントロールする事も可能だと考えます。

ですので、アスリートフードマイスターというのは”アスリートをサポートする立場の方のための民間資格である”と考えます。

とはいえ、アスリートフードマイスターとしての考え方や食生活改善のためのアプローチ方法、食事構成の考え方などは、相手に伝えつつ、自分のためにも生かすことができるものですから、時間があってお金もある方は取得されてみてもいいのではないかなーと思います。

特に日本は何かと資格がモノを言う風潮があるようですので…(^_^;

一流アスリートの食事

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