7月21日(月・祝)安藤隼人コーチを講師に招いて、今話題のスマートコーチングセミナーが、鹿児島で開催されました。
安藤コーチは鹿児島市出身で、小学生の頃から茶輪子さんにお世話になっていたというご縁もあり、関東で人気のスマートコーチングセミナーが、まさかの鹿児島の地で開催される運びとなりました。
参加者の方は、主にレースに主軸を置いて活動している、ロードバイクの選手と、トライアスロンの選手が中心です。
以前から楽しみにしていたセミナーだけあって、皆さんたいへんテンションが上がっております(^-^;
セミナーの内容としては、ペダリングの基本動作の解説、国内トップ選手のペダリング解析と自分の走りへの導入方法、なぜペダリングにコアが必要なのか?必要な筋肉の動きを妨げないためのセルフケアストレッチなどなど、たいへん実践的かつ、ネットや書籍では得ることのできない、最新の内容ばかりでした。
興味深かったのは、新城選手フォームがなぜあのような形なのか?という解説です。
以前の基本フォームと言われていた形(いわゆる骨盤を立てたフォーム)を覆すような新城選手のフォームですが、あのフォームにはこんな意味があって、こういう動作や筋肉の使い方、ペダルへの力のかけ方に繋がっている、という内容を、全て言葉にして説明されていました。
同じように、清水都貴選手の特殊なセッティングについても、ペダルに力のかけやすいフォームの説明をもとにして、わかりやすい言葉で解説されていました。
ここが安藤コーチの凄いところで、なぜそのペダリング動作なのか、そのフォームなのか、そのようなポジションをとっているのか?など、その場で起こっている事を全て分解して、わかりやすい言葉で伝えて下さいます。
さらに、頭と体の動きのイメージがうまく繋がる言葉を使うことで、コーチングしている選手が、その動作を体現しやすい表現になっていると、感じました。
まさにスマートコーチングの名前通りです。
おそらく今まで自転車業界には、このようなタイプのコーチがいらっしゃらなかったのではないでしょうか。
それゆえに今、スマートコーチングは人気があるのだと思います。
フォームについての説明の後、実際に桑畑さんが指導を受けながら、ペダリング改善に取り組みました。
先ほどのペダリングの基本内容をもとにフォームを変えると、ペダルにかかる力がこのように変化する、また、このようなトレーニングを行うと、こんな効果がありますなどなど、明日からでもすぐ実践できるフォーム改善と、トレーニング方法を学ぶことができました。
私もGTローラーFlex2を購入してから、適当に固定ローラー代わりに乗っていただけだったのですが、このような効果的な使い方ができるのだと、目から鱗でした(;´▽`A``
その後は、参加者の皆さんから集められた質問に答えるコーナーでしたが、ほとんどがセミナーの内容で解決されるものばかりで、あっという間に時間が過ぎていきました。
セミナーの後は、お時間のある方のみで、安藤コーチとお食事会でした。
ここでも皆さん、普段気になっていることをたくさん質問していたようです。
わずか2時間のセミナーでしたが、ほぼ全てが今までに知り得なかった内容ばかりで、普段雑誌やネットなどで端的に表されているトレーニングやフォーム、ポジションの解説記事には、こんな行間があったのかと考えさせられる内容ばかりで、素晴らしい勉強会となりました。
安藤コーチは3日間の合宿でお疲れのところ、一般向けの講習会まで開催して頂き、ありがとうございました。
この学びを、レースやトレーニングにフィードバックして行きます!
また鹿児島にお越しの際は、ぜひ練習会に遊びにいらして下さい(^▽^)/