のりりん鹿児島

基本的に自転車トレーニングと覚え書きです(^-^;

10月VC福岡チーム練習会(JCL・エリート・マスターズ合同)・プロ、上級、中級の差

昨日は、VC福岡JCL・エリート・マスターズ合同練習会に参加しました。
この日は、地元のツールドおおすみの開催日とかぶっていて、どちらに出るかどうか迷ったのですが、おきなわ前にレース強度で追い込んでおきたいという気持ちが強かったので、練習会を優先しました。

朝7時半集合ということで、鹿児島を3時に出発しても、高速ノンストップでギリギリ7時8分到着でした(^_^;

前日にJCL・エリート・マスターズが合同で練習会を行うという通知があり、人数も多いので5班に分けられ、その際、班分けも予め記載されていたのですが、私の配属は3班でした。

1班から実力順(と、佐藤さんのいろいろな判断要因?)となりますが、やはりまあ自分の現時点での実力はこの辺りにある、ということを実感しました。

1班がプロか、プロに近いレベルのトップホビーレーサー(人外とも言う)、2班が上級、3班が中級ぐらいと区分けすることとして書きます。

ここ1年間ほど考えて続けているのが、この中級から上級に上がるというのが非常に難しいということです。

初心者から中級者ぐらいまでは、乗り込みや、練習を継続して努力することで、フィジカルの発達とともに、比較的何も考えずとも移行できますが、中級から上級へは、苦手な分野を克服しなければならない、という課題がのしかかってきます。
今のところ私に足りないのは、集団内で走る能力と、レース中のパワーマネジメントや駆け引きの部分だと考えています。

そして、上級からプロ、もしくはプロに近いレベルへの移行は、正直なところ、持って生まれた才能の要因が大きいと、最近強く感じるようになりました。

ブルーピリオド劇中で八虎が「天才と見分けがつかなくなるまで努力するだけだ!」と言ってますが、実は八虎自身が絵画の才能もあるし、自分を基準として(他人と比べずに)誰にも負けない努力を継続できる才能を持っているんですよねえ。

www.animatetimes.com

という内容に興味がある方は、このコンテンツの3ページ目にそれが書いてあります(^_^;

私も常人よりヘマトクリット値が高い(血液検査すると40〜47ある)というギフトがあることにはありますが、それだけではロードレースは勝てないわけで、前述の通り苦手分野の克服という部分が、今後の課題となっていくのかなと考えています。

開会式では、U17日本チャンピオンを獲得したユイちゃんに、なんとチームからサプライズプレゼントでVC福岡のチャンピオンジャージが進呈されましたヽ(=´▽`=)ノ

撮影:佐藤さん

というわけで、皆さんで横断幕を掲げて記念撮影してから、各班に分かれてスタートです。

今回の班は、やっちさんとマスターズリーダーのミヤチカさんがペースをつくり、おひさのヨシナカさんと、トライアウトのお二人、マスターズの方お一人の7名。

序盤の30kmコースでは20分の上りをアップペース(3倍ぐらい)で登り切り、平坦はローテーしていく感じで、合同ということで、強度的には、エリート練との比較で7割ぐらいという感じ。

全5周回の105kmということで、4周目まではペースを刻み、5周目はレースペースでとのこと。

普段のエリート練より強度が低めなこともあり、3周目ぐらいまでは花の塔を歌いながら走ることができるぐらい余裕がありましたが、やっぱり4周目ぐらいからは脚が痛くなってきて、できる限り踏みこむパワーを抑えて慣性でスピードを伸ばすという点と、あまり前を牽かずに脚を温存する、というテーマで取り組んだ今月の練習会でしたが、元気なうちは脚を使っているのに気付かないのですよね(^_^;
後半になってからそれに気付くわけですが、時既に遅しです。

そういえばシエルブルーのキムラくんの日記に、規定のパワーで走る練習をしているということを書かれてましたが(パワメを見ずに…だったかな?)、パワーを感覚的に認識して制御する練習が必要なのかもなあと、考えつつあります。

この日は身体のコンディションは悪くありませんでしたが、脳と目の動きの神経部分が不調で(強行軍の寝不足が原因ではありますが…仕方ない)、ローテーの途中で気を失って飛ばしたり、タイトに寄せられなかったり、ペースアップに反応できなかったりと、走りの面ではさんざんでした(´_`。)

最近、スキル練でコーナーで安定感のある荷重の掛け方ができるようになってきたーと思っていたら、また最近は外足荷重の感覚が掴めなくなってきて、さらに登りはレースペースでは千切れるという状況で、コーナーと登りの遅さの課題ものし掛かってきました。

ほんと人間というのは不思議なことに、出来ていたことがいつの間にかできなくなり、その度にいろいろと考えて、試して、その感覚を取り戻して、潜在意識に刷り込んでいってモノにしていくの繰り返しなんだなと感じます。(天才はここをショートカットできる)

最後の登りでやっちさんとミヤチカさんにちぎられてしまったので、ゴールまでの平坦はかすみがうらTTをイメージして、数kmどれぐらいのパワーがどの程度の心拍で維持できるかどうかを試して、追い込みました。

ふだんローラーではROTORの楕円を使い、実走ではシマノの真円を使っているせいか、どうも楕円の感覚が真円にも残っていて、クランクの回転がギクシャクするような感覚があり、やっぱりローラーも真円にしないといけないかなーと思いました。

パワー維持という点においては、そこそこ上手くいっており、JBCFかすみがうらTTのE2のスタートリストを見ると、前回1位の佐藤さんや、RXの山本さんなどTTスペシャリスト(なぜお二人ともE2にいるのだろうか…)が最も脅威ではありますが、今までのTTの結果を見る限り、同じチームのアランさん(現在E2ポイントランキング1位)が獲るのではないか、と、予想しています。

しかし、今期は桜島TTから、アランさんにずーーーーーーーっとやられっぱなしなので、シーズン最後のTTで1回ぐらいは勝ちたいですねえ( ´ ▽ ` )

そんなこんなで、最後のゴール地点を間違えてしまい(おい)、ビリでの到着となってしまいましたが、なんとか完走することができました。

VC練:105.6km 3時間24分 1552m↑ 90/228rpm 142/174bpm 200/608w NP220w IF0.737 TSS185 2251kJ 24℃

いつもながらIFやNPは低めなのにマジで脚が終わる…(´_`。)
純粋なエリートの練習会ではなかったので、完走したら麓のカフェでパンケーキ食べるぜ!ルールは適用外ということにしました(^_^;

しかし、おきなわ直前のこの時期、1班で完走できるレベルになければ、正直なところおきなわ上位には入ることができないと思うので、実際のレースではどこまで耐えることができるのだろうか…と不安要因しかないです。
現実的に今の登りの遅さを考えると、1回目の普久川ダムで落ちるぐらいだと考えてます。

気合いと根性と出力と軽量化だけでは、登りを速く走ることはできないですし、登りに対応した身体の使い方の積み重ねだと考えてます。

その積み重ねを怠ったことが、現在のこの状況を作り出しているということを反省しながら、残り1ヶ月を切りましたが、おきなわに向けてできる限りのことをしていきます。