のりりん鹿児島

基本的に自転車トレーニングと覚え書きです(^-^;

2021HSR最終戦1周最速DNF・落車後の対処について考える

■2021HSR最終戦1周最速DNF記録更新

10月31日はツールドおおすみ…が定員埋まってエントリーできなかったので、気乗りしないままにHSR最終戦のC1(チャンピオンクラス)にエントリーしていましたので、行ってきました。

今回はJCLの日程と被っていたせいか、JCLプロもJPTプロもいなかったのですが、遠方の四国から松山学院の高校生が遠征で凄まじい人数でエントリー…しかもこんなシーズン終盤なのに、C1だけでエントリー数80名ということで、これは荒れ荒れのレースになるだろうなあ、オフ前に落車だけはしたくないなーと思いつつ気乗りしないままにHSR到着。

準備してHSRの近くのコースを実走でアップ。
秋の阿蘇の景色が眼前に広がり、このまま阿蘇サイクリングしに行こうかなーという現実逃避を妄想しつつ、途中でなかなか良い勾配の380w1分ぐらいの坂を見つけたので、8本ほどリピートして心拍もススっと170台を出せるので、今日は180台で走れそうな感じ。

帰りの平坦も脚がまわり、ここ1ヶ月で体脂肪率2%ぐらいデブった以外は、コンディションは良いと感じつつ、なんとか阿蘇サイクリングの現実逃避を抑え、再びHSRに帰着。

そして、恐怖のチャンピオンクラスのスタートに並びました。

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最初は左端に並んでいたのですが、松山学院と千原台の高校生しかいなくて怖かったので、こっそりと右側に移動(;・∀・)

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スタート直後、右前にいた外人さんがクリートキャッチミスでフラフラしながら動いていて恐ろしくて横の隙間を抜けず…ここで強引に行かないといけないのでしょうけど、本能的に抑えてしまうのが私の悪いところです(;´Д`)
そういえばJCL4耐でも前の方がクリートキャッチミスで足止め喰らってしまったので、私のスタート並ぶ場所の選択が悪いのですね( ̄~ ̄;) ウーン

そんなこんなで序盤からかなり出遅れてしまい、前に出ようにも高校生のスタートダッシュがハイパワーすぎて横から上がるのも無理っぽい。

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流れに任せて集団後ろについたものの、1コーナー登りでもう千切れかけている…この時点でもう\(^o^)/オワタ感満載で、もうこのまま側道に入って止めたくなりました(ーー;)

いわばZWIFTレースのスタートダッシュ失敗して、スタート30秒でもう集団に追いつけないと判断した時の気分そのまんまです(;´д`)トホホ…

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裏の奥の複合コーナーでなんとか集団のケツにつき直すものの、再び表の直線に入るころには千切れかけ…そして画像では小さくて見えにくいのですが(拡大すると見えます)、この時点でもうすでに松山学院の逃げが5〜6名抜け出していて「展開はやっ…」と驚きつつ、さらにやる気を失うことに(´・ω・`)

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そのまま走る気力を失い、バックストレートの向かい風区間であえなく集団見送り、その周で自主DNFとなりました。
最後まで走り続けることも大事ではあるのですが、気持ちがどうしようもない時に走り続けて復活する可能性はほぼなく、むしろ無理に続けると、大失敗をやらかしてしまう事が多いのは仕事中の経験則でわかっているので、その周でスパっとDNFして降りました。
その後はすぐ着替えてHSRの2階席でレース観戦。(こっちのほうが楽しい)

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レース展開は、松山学院(黒緑のジャージ)が集団コントロールしつつ、HSRの王者ギンリンさん(黄色いジャージ)も逃げを出しては吸収されるというパターンを繰り返しており、あのギンリンさんがHSRで翻弄されるとは、さすが全国トップの自転車競技部はすごい…きっと千原台の子は同じ高校生なのに、なぜこんなに違うんだ?と思った方もいるのではないかなーと思いつつ見てました。

そして最後の大集団スプリントも松山学院の学生さんの上位独占で終了でした。
この時、全国的に有名になってしまった落車が起こってしまったのですが…この動画には映っていません(落車音はします)
動画を撮っていて気付かなかったのですが、後ろを振り返ってみると3名の方がスプリント中落車しており、1名はなんとか起き上がりゴール、1名は自力でなんとか歩ける状態で、サポート数名に支えられコース外に退避、もう1名はコース上で寝たまま動かなくなっており、もしかすると意識飛んでるかも?という状況でした。
ここで思ったのは、この動けなくなった方への対処がまずかったように思えます。

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炎上するといけないので詳細は書きませんが、3年前に受講したスマートコーチングさんのサイクルセーフティの順序から考えると、まず安全確保(後ろから車や自転車が来ないよう1人立哨し注意喚起する)、同時にもう1人が頸椎固定をしながら意識の確認→気道確保と呼吸の確認→循環(脈)の確認と出血状況の確認→循環がなければAED等の使用と119番通報という流れは、残念ながらできていなかったと感じます。
もちろん講習を受けていながら、かなりの人数が対応にあたっているので大丈夫だろうと動かずに見ていただけの自身もいけないのですが、このような基本的な落車後の流れは、レース関係者だけでなく、選手や保護者の方も、知識だけでも知っておいて頂くことが必要なのではないかと、今回の落車を見て感じました。

https://20210321cyclesafety.peatix.com/?lang=ja

サイクルセーフティ講習会は、関東では定期的に開催されていますので、興味をもたれた方はPeatixでスマートコーチングさんのイベントをフォローされてみて下さい。
オフシーズンということもあり、特にお子さんが競技をされている方は、親子で受講されてみると良いかと思います。
自分だけは起こらないだろうと思っていると、起こるものなのです…。
受講していながらいざその時になって動けなかった自分も情けないと思いましたので、講習資料は適宜のタイミングで定期的に読み返す(またはチーム内で確認勉強会したりもありかと)、また、安藤コーチのスケジュールに余裕があれば、どこかこのオフシーズンにまた九州で開催をお願いできないかな?と、考えています。
そんなこんなで、HSR最終戦は情けない結果に終わりましたが、最後が情けないほうが次に向かっての悔しさ(が出ないんですけど)もバネにできるかと思いますので、11月からのオフシーズントレを頑張っていこうと思います。
そんなこんなで、レポートやらないといけないのでこのへんでー( ´ ▽ ` )ノ