のりりん鹿児島

基本的に自転車トレーニングと覚え書きです(^-^;

第17回Mt.富士ヒルクライムれぽ 年代別21位 1時間10分46秒

■第17回Mt.富士ヒルクライムれぽ

※注:超長文で自分的メモなところが多いので、興味ある方だけ読んで頂ければと思います(^^;;

■前置き

2013年に興味本位で一度参加したことがあるMt富士ヒルクライム(以下富士ヒル)なのですが、開催日程が毎年壱岐サイクルフェスティバルと重なることもあり、それ以降なかなか参加する機会がありませんでした。

nk.hateblo.jp

今年もコロナウィルスの影響で離島の壱岐は開催されないだろうと思い込み、6月ならコロナも落ち着いているだろうので、富士ヒルにもう一度参加して、現在の実力試しをしてみたいという意欲が出てきましたので、エントリー開始してすぐエントリーしました。
しかし、予想に反して感染拡大が進み、5月はJBCFきらら浜中止からの、地元の照葉樹の森ヒルクライムも相次いで中止になり、予想外に開催するとアナウンスされた壱岐もすぐにエントリー中止になってしまいました。
この流れだと富士ヒルも中止だろう、と思っていたのですが、感染症対策をしっかりすることで開催するという流れになりました。
たしかに、これから数年は(10年という見方もありますが)コロナの影響は消えないでしょうし、新しい運営体制で大会を開催して、安全な大会を試行錯誤して実績を作っていくしかないのかもしれません。

■現地入り〜試走〜からの富士山メロンパン

前置きが長くなりましたが、地方からでは試走もできないので、現地に金曜日入りして試走する予定だったのですが、日頃の行いが良すぎて台風のような暴風雨(笑)
というわけで、金曜日は富士山グルメ巡りに興じ、土曜日に一度高地順応も兼ねて150wアベぐらいで五合目に登りました。
5月はローラーしながら、ずっとYoutubeのさまざまな富士ヒル関連の動画を見て研究していたのですが、富士ヒルはコース上にランドマークや目印のようなものがなく、コーナーの形も変化に乏しいので、勾配変化を覚えることはできませんでした。
なので、勾配の具合を体感する意味でも、試走は一度はしておきたいと考えていました。
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土曜日は昨日の暴風雨が嘘かのように晴れ上がり、空気中のチリもないせいか、景色もくっきり輝いてみえて、最高の富士山サイクリング日和になりましたヽ(^◇^*)/ ワーイ
展望台から180°に広がる雲海や、そびえ立つ霊峰を存分に眺めることができ、感動でした♪⌒ヽ(*゚O゚)ノ スゴイッ!!!

人のいない静寂な富士スバルラインで、自然の音を聞きながらゆっくり自転車でサイクリングするのもいいものですねえ。
車やモーターバイクでガーッと登って景色だけ見て下るだけでは、この感覚はわからないと思います(^^;;

富士ヒル試走:3時間15分 56.06km 17.2/61.9kph 58/184rpm 122/179bpm 145/333w NP144w IF0.50 TSS82 1361kJ 19.4℃  48:52 9657st 

タイムはストラバの区間タイムを見てみると、24kmを2時間ぐらいで登ったみたいです。

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前日なのに試走している方もけっこう居られて、10人ぐらい抜かれて、20人ぐらいはすれ違ったかと思います。

2時間ゆっくり登り続けるのはかなり辛いですが、普段富士ヒルのレースでのみしか走ったことがない方は、天気のいい日にサイクリングで登ってみるのもお薦めかもですー( ´ ▽ ` )ノ

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そして登頂後は、お約束の富士山メロンパンを初めて食しました。
朝一で行ったので誰も並んで居らずすぐ買えましたv(o ̄∇ ̄o) ヤリィ♪
焼きたてですので柔らかいですよーとお店のお姉さんに言われてさっそくパクっと一口、あれ?んーーー好みなのかもしれませんが、私が思っていた期待値を満足させるほどの美味しさはないような…(´・ω:;.:... 
ここでしか買えないという限定商法と商品アイディアの勝利なのかなーと穿った見方をしてしまいました(;´Д`)
富士山メロンパンファンの方居られたらすみません<(_ _)>

■前日受付〜サイクルエキスポとビオレーサー

その後は、前日受付に行き、今年は楽しみにしていたブースの出展もたくさんあって、最新のフレームやトレンドの機材などを見ることができました。

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今回の富士ヒルはビオレーサーさんがコラボされてますが、チームジャージで6年ほどお世話になっているにもかかわらず、リアルでお会いしたことがなかった営業のフチガミさんや、社長のワダさん、デザイナーのオクムラさんともお話でき、貴重な機会を得ることができましたヽ(=´▽`=)ノ

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また、RxLソックスさんではお気に入りの新作5本指ソックスを2足買い足し、クリフバー愛好者としては、一度食べてみたいけど送料がかかるなーと思っていたマナバーさんも全種類試食でき(写真のダブルレモンがお薦めです)、通販で買うと送料がかかるマグオンのジェルもセットで買いだめしました(笑)
やっぱり現物を生で見ることができる展示会はいいですねえ〜〜〜地方はこんなイベント絶対にありませんもの(^^;;
でも自転車機材は最近夢がなくなってるので、あまり興味湧きませんでした。
それに、展示してあっても納期は未定で買えないんだよねえ…という気持ちのほうが先行してしまって、購買意欲が湧かないのです(;・∀・)
そんなこんなで、参加受付して、総合案内のおねーさんに明日のフリースタート方式の詳細や(コミニュケにはフリースタートですよ、としか書いてなかった)、スタート前の検温にかかる時間などで疑問に思っていたことを質問して、回答を得ましたので、下山用荷物を預けてホテルに戻りました。
それにしてもコロナの影響で参加バレに配慮しているのか、個人情報の観点なのか、フリースタートなので必要ないとの考えなのか、一般のスタートリストがネットにも掲載されておらず、会場で選手にも配布もされないというのは驚きでした。
これで有力選手のゼッケンをチェックしておかないと、その日誰についていこうかなという作戦も取れませんし(どちらにしろ九州以外の有力選手知らないのですが)、普段遠方でお会いできないこの方がエントリーしてるので会えないかなーということもチェックできないので、何かしら配布して欲しいなという気がします(・∀・)

■富士ヒル攻略考察〜レース当日の作戦

でもって、ここで富士ヒルの全体な攻略法について、ブログやYoutubeからの情報から考察した内容を書くと、序盤5.8kmまではきつい登り、そこから奥庭駐車場(20kmあたり)までは、勾配が緩むのでタイムを稼ぐ区間、そして最後の3kmは平坦区間と、おおまかには序盤(激坂)〜中盤(稼ぎ時)〜ラスト(平坦を死ぬ気で踏む)の3分割と考えていいかなと思います。
個人的には5%ぐらいのゆるい勾配は得意なほうなので、富士ヒルはけっこうイケるんじゃないかな?と思っていましたが、試走してみて、想定していたよりも勾配がキツいことに気付きました。
阿蘇パノラマラインぐらいの勾配かと思っていましたが、それより体感1%ぐらい平均斜度がある感じで、スピードを乗せていける斜度ではないと直感的に感じました。
「全体的に斜度がゆるいので完走率が高い」と富士ヒルでは盛んに言われていますが、昨日L1-2のペースで登った感覚としては、「全体的に激坂はないけど、コース全体で休み所がないし、勾配もゆるいう感覚よりも、もう少し勾配があるので、この登りを21km走り続けるのは思っている以上にしんどいコース」というのが、試走+レースで走ってみての私の所感です。

8年前に参加した時はそれほどネットに攻略のようなものは出ていなかったのですが、現在は90分切りのブロンズ、75分切りのシルバー、65分切りのゴールド、60分切りのプラチナごとに、基本的な戦略が、ここ数年で?解禁になったアクションカメラ映像とともに動画やブログ等で確立されています。
いろいろな攻略法を見るまでは、いつものペーシングでその日出せる最大の平均パワーを維持して走ろうと思っていたのですが、富士ヒルは勾配がゆるいぶん集団でのドラフティングが重要で、いい集団に乗れるか乗れないかで、タイムが大幅に変わってくるとのこと。
ゆえに単独走でのペーシングは、よほどの走力が無ければタイムを出せないということになります(強風が吹けばさらに)
現在1時間出せるパワー(いわゆるFTP)で単独走で気象の影響がなかった場合、1時間7分45秒とベストバイクスプリットで計算が出ていました。
エントリー時は、集団走が重要ということを知らず、適当に申告タイム(75分)からこのあたりだろうと第5ウェーブを希望していたのですが、一般で申告できる最速の第4ウエーブにしておけば良かったかなと、これらの攻略を見た後から後悔しました(;´д`)トホホ…
とりあえず作戦としては、単独走でも70分は切れるだろうので、その行程のなかでいい集団を見つけたら、話しかけて目的が同じならば入れて頂こうと思っていました。
しかしそこで問題になってくるのが、今年から採用されたフリースタート方式(´・ω・`)
第5ウェーブは7時15分スタートなのですが、密を避けるためのフリースタート方式ということで、7時15分~7時45分の30分間、いつでもスタートしても良いとのこと。
スタート前列に並んでもいいし、20分ほど経ってからガラガラに空いたあたりでスタートしてもOKなのです。(主催者選抜のみ全員同時スタートのグロスタイム
このことから集団は形成されにくいのではないかと考え、単独走を予見しながら当日を迎えました。

■レース当日アップ〜からのレース本番

今回は御殿場のホテルをとっていたので、朝一で起きてすぐ、RWGPSで見繕っていた近くの峠に実走でアップに行きました。
私のスロースターターっぷり(と序盤の頻尿っぷり)は自他ともに認めるレベルでひどいので、だいたい1~2時間走ってから本調子になることが多いことを見越しての、長時間の実走アップを選択しました。
気分的には、セレクシオンの練習会での監督のアップペースで慈眼寺から錫山ICまで登る感じをイメージして、ちょっと上げ目に走ったところ、勾配的には12%とか16%看板がある峠だったのですが、いい感じで軽く登り切ることができ、これなら富士ヒルの5~6%平均の斜度はそこそこイケそうだなーという感触でした。
その後はホテルに戻ってシャワったりジャージを着替えて、おにぎり1個とクリフバー1個をパクつきながら、会場指定の駐車場に到着。
昨日の試走でF6.5R6.8の空気圧だと、コース半ばのあたりから標高の関係で空気圧が上がってタイヤがガチガチになるのを感じていたので、雨天予報の時のF6.3R6.5(クリンチャー)にセッティングしましたが、結果的にこれは正解でした。
会場駐車場ではデジタルエアゲージを使って空気圧を調整している方をお見かけしませんでしたが、いずれその日の体重やグリップの好み、タイヤ選択や機材の相性を見据えて、シビアな空気圧管理をする時代になるのではないかなーと思ってます。

前日から80%の雨が懸念されていた天候でしたが、10時から雨予報で、山の天気で五合目を確認してみると暴風雨となっていましたし、山頂を見上げると雲がかかっていたので、これは上に行くと降るかも?と思い、試走時はしていなかったシューズカバーを装着、エアロは関係なく単純に防水と防寒を狙ってるだけです(^^;;
身体はレインジェルとボディーバターをシャワった後にしっかり薄く塗っていましたし、落としきれなかったナチュラルな体脂肪がたっぷりあるので、寒さは全く感じませんでした(^^)v ←それはいいのか悪いのか…

6時10分ぐらいに会場入りして、レース前2週間分の健康管理チェックシートを提出し、検温を行い、ヘルメットに赤いシールを貼ってもらいます。
その後は富士北麓公園の大駐車場に移動し、密にならないよう皆さんまばらに離れて待機できるよう工夫されていました。
30分間のフリースタートでいいなと思ったのは、スタート時間が集中しないがゆえに、トイレが込まないということです(^^;;
私はどうしても走り出しの序盤に尿意が近いので、スタート直前にサッと用を足すことができるのはたいへん有り難いです。
フリースタートといえども、7〜8割ぐらいの方は最初のスタートに並んで居られました。
前に並んでいる人のほうが意欲のある速い方でしょうし、第4ウェーブから落ちてきた選手や、第5ウェーブで後ろから追い上げてくる選手の集団にも乗りやすいと踏んでいるのではないかな?と思いました。
私も並ぶかどうか迷ったのですが、なんとなくフリースタートでいつでもスタートしていいよと言われると、序盤のコースいっぱいの渋滞の中、道路右端の自転車1台分あるかないかの路肩をすり抜けるように追い抜いていく動画を見ていたこともあって、集団に乗ることができる可能性は低くなりますが、ある程度まばらになってから行こうと、後半の時間帯を選択しました。


www.youtube.com

水色と白の若い方中心のジャージの選手がスタート近くに20人ほど固まっていたので、これは速い集団ができるんじゃないかなーと思い、その集団がスタートした後に後ろにつく形で、7時25分ごろ10分遅れでスタート。
最初の1.3kmは計測なしの区間なので、このへんは皆さんゆったり。
胎内交差点を曲がってから、少し先の料金所手前から計測開始です。
たしか8年前は料金所ちょい先から計測開始だったような気がするのですが、計測スタート位置変わったのかな?と思いつつ、事前にスタート位置はYoutubeの動画で確認していたので問題なしです。
計測地点手前からダンシング5秒で体の動きの調子を見つつ一気にパワーを上げて、シッティングで単独ペーシング開始。
しばらく予定の平均パワーでペース走してみると、だいたい心拍は172-175bpmでいけそう。
最近調子がいい日に繰り出せる180bpm台は使えなさそうな感じでしたので、180-186は封印(笑)
コース上を見渡すと、センターラインから左側は埋まっているものの、反対車線はがら空きなので、怖い思いをしながらすり抜けしなくて済みそうε-(´∀`*)ホッ
※ちなみにコミュニケに左側車線通行と書かれてます
3kmほど前走者を抜きながらペーシングして、ふと後ろを見ると、だいたい5人ぐらいがツキイチでついてこられていましたが、さきほどの水白色ジャージの若いビアンキ乗りのおにーさん以外は前に出てくれる感じではなかったので、かまわずペーシングしていると、結局残ったのはビアンキのおにーさんのみでした(^^;;
「ローテーいけます?だいたい70分切りぐらいを狙ってるんですけど」
と声をかけると、
「自分は75分切りぐらいかなと思っているので、ちょっと70分は無理です、後ろにつかせてもらってもいいですか?」
と、口から泡を吹きながら絞り出すように喋っているので、ああ、おにーさんギリギリだったんだな…と思いつつ、
「いいですよー、でも私がタレたら遠慮無く抜いていって下さい!」
と声がけするも、しばらくするとハァハァという息づかいが聞こえなくなり、切れてしまったようでした。

私もギリギリでペーシングしてるので後ろ見てる余裕なかったです(´・ω:;.:... 

というわけで、やっぱり単独で行くしかないか〜と腹を決め、70分切りを目指しつつペーシングするものの、トップチューブに貼ったタイム表(65分のゴールド基準)を見ると、もうすでに序盤5kmで2分遅れているので、こりゃちょっと70分は無理かなーと頭をよぎりましたが、まぁ頑張るしかないので、ワットと心拍を見ながら勾配に合わせてペーシングしていきます。
中盤7kmぐらいだったかな?ちょっと前に追い抜いたと思っていた緑のドット模様のジャージを着ている方が、いつの間にか後ろについていたので、また声をかけてみました。
「70分切りぐらいを狙ってるんですが、いけます?」
「それぐらいで走ろうと思ってました!一緒に行きましょう!」
と心強い言葉を頂いたものの、この方がめちゃ速くてついていけない(笑)
たぶん体感的に条件が同じだとして平均10wぐらいの差なんだけどなぁと思いつつ、これはちょっと無理だーと思い、情けないのですが付き切れしてしまいました。
しかしこの方、こんなに速いのになんでゆっくり走る集団に埋もれて走ってたんだろう(^^;;
そんなこんなで、50mぐらい先を走る緑のドットジャージの方を見ながらペーシングするのですが、やっぱり少しずつじわじわと離れていきます。
そんなこんなしていたら、後ろから3人で回している速い集団が追いついてきました。
横にならんだだけでスッと身体が軽くなる感触があって、
「うおおー、さすが集団内は楽だ…」と話しかけたら、
「どうぞ後ろについて下さい!」とありがたい言葉を頂いたので、つかせて頂くことにヽ(^◇^*)/ ワーイ
「ありがとうございます、ちょっと前に走っている緑のジャージの方が速いので、追いつけたら合流して頂けるんじゃないかなと思います」と話したところ、「ああ、さっきから見てました、いいペース刻んでますよね」ということで、しばらくその3人の方につかせて頂いたのですが、やっぱり10wぐらいの差でギリギリ付ききることができずに、1kmもたずに切れてしまいました(;´д`)トホホ…
レースに向けたテンションが高ければ、無理してでも食らいついて行っていたのでしょうけど、この日は異常なまでにスタート前からテンションが低く、前回のやる気のない九チャレなみに走る気力がなかったことが災いしました゚゚。゚(。ノωヽ。)゚。

結局はそのまま単独走になり、抜くことはあっても抜かれることはないままに走っていたら、いつのまにか19km地点のスプリント区間に入り、その後の勝負所と言われる奥庭駐車場の激坂に到着した時にタイムを確認してみると、60分を越えていたので、70分を切るのは難しいだろうなと思いつつありました。
まあここまで来たんだから、あとはやるだけやるしかない!と、奥庭を越えた後はほぼ平坦の3kmなので、エアロポジションでガシガシに踏みまくって単独でTT。
3月に崖崩れの後に補修されてできたシケインも(平坦がちょっとした登りになってた)クリアした直後、ついにゴール前の700mの激坂が現れます。
うぇ、これうまいことシケインで平坦の勢いを消しつつ、おまけに2段坂になってますやん…なんという試練のコースアップデート…と思いつつ、ラストはたしか1分もがけばいいいはずなので、全力ダンシングで一気に行こう!と腰を上げるものの、10秒ぐらいでヘタれてシッティングへ移行。
それでも普段なら短時間で400wは出せるはずなのに、力が出ない?あ、高地でパワーが落ちてるのか、FTPぐらいだとわからないけど、高強度になると顕著だなと、頭の中で変なことを冷静に考えつつ、シッティングで出せる限りのパワーと足の重さを乗っけて、8年ぶりの富士ヒルゴール!
直後にサイコンのラップボタンを押すと、1時間10分49秒の表示で、あーやっぱり70分切れなかったか…しかも49秒オーバーかいなと意気消沈(´・ω:;.:…
たしかに中盤でちょいペーシングを緩めたので、あの辺りで平均パワーが下がっているだろうな、とは思っていたのですが、単独走がそのままタイムに反映されてしまった形です。
第17回富士ヒル:25.55km 1時間18分 19.6/43.7kph 171/182bpm 80/104rpm 257/462w NP267w IF0.93 TSS112 1197kJ 13.4℃ 6251st
公式リザルト:1時間10分46秒 年代別45〜49歳 21位/完走725人中(2.9%の位置)
https://www.fujihc.jp/wp-content/uploads/2021/06/28%E7%94%B7%E5%AD%9045%EF%BD%9E49%E6%AD%B3-1.pdf

ゴール後はセンサー計測チップ返却場所に誘導されたところに、序盤でお世話になった3人集団の方が居られたので、お礼を言って話を聞いてみると、1時間8分だったとのことでした。
私よりあとからスタートして1時間8分ということだったので、あのタイミングでこの集団に最後までついていければゴールドに近かったのかもなぁと思いつつ、チャンスの前髪を掴まなかったことを後悔するのでした(;´д`)トホホ…

結果的にシルバーは取れましたが、頑張って遠征した割には結果が伴わない内容になってしまい、下山時は「あー」とか「んー」とか唸りながら、嬉しくも悲しくも悔しくもないような気持ちで下山しました。

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それでも8年前はブロンズすら取れない参加賞の青いリングで、1時間33分5秒だったのを22分縮めて、年代別の3%以内に入ることもできたので、まだまだ成長はしているということで(^◇^;)
ちなみに第10回の参加賞は豪華ホイールバッグで、今も車載するときに普段使いさせて頂いてます(笑)

■反省点とか

今回の富士ヒルは、一度走ったことがあるというものの、10年通い続けた乗鞍と違って、コースやレースの経験値がほぼゼロでしたが、いままでのレースで得た経験を全て引っ張り出して、初見に近い状態にしてはうまくいったところのほうが多かったと思いますが、反省点としては、
1.レースが開催されるかどうか疑心暗鬼になり、身体の仕上がりも精神状態もレース準拠に届いていなかった、特に身体はあと体脂肪率を2%下げたかった。
2.前日に炭水化物(ごはん中心)を取り過ぎて、体重が1〜2kgは重くなっていたと思うので、20km程度のヒルクライムならば、普段どおりの食事内容で、前日夜に1000kcal程度多めに炭水化物を摂取するぐらいでいいのかも。
実際に普段の平日練習でも、前日寝る前にそれぐらいの固形物を摂ると(減量による反動)、翌朝エネルギー感がめちゃめちゃ出るのは発見でした。
それにしても、どうしても遠征すると過食になってしまうのが昔からの課題ですねえ。
3.富士ヒルでタイムを狙うならば集団走が欠かせないというのであれば、一般最速の第4ウェーブで申し込むか、ダメもとで主催者選抜に応募してみるのもアリかなと。
4.実走不足。冬に体重を増やしすぎてエンデュランスを増やすために時短で3本ローラーのZWIFTでばかり練習していたのですが、平坦はいいものの、登りの身体の使い方が下手になっていることを顕著に感じています。
冬場の体重増加をおさえて、早めに実走スキル練に持っていかなければならないな、と強く思いました。
5.やっぱりアクションカムつけておこうかなと。動画をアップするつもりはないのですが、走っている時は必死で気付かないことも、カメラの映像で見直すと気づきがたくさんある場合が多いので。
ただ、カメラをつけることの重量増や空力悪化よりも、カメラの電池が途中で切れないかとか、振動で落ちないかということが気になってしまうので、あまりレースでつけたくないんですよねえ(ーー;)
こんな感じでしょうか。
でもって、来年はもしかすると壱岐が開催されるかもしれないので(なぜか富士ヒル前日の夜、ホテルのBS見てたらチャリダー壱岐が放映されてた)、富士ヒルゴールドリベンジはどうしようかと迷ってますが、ヒルクライムは50代になるとガクッとタイムが落ちるのこともリザルトを精査して感じているので(西谷さん除く)、49歳までに全国区の大会で、結果を出してみたいなーという気持ちもあります。
今47なんで、現役というかこのレベルで走ることができるのもあと2〜3年ぐらいですねえ。
歳を取るのが早いうえにコロナの影響で、貴重な40代が過ぎ去っていきます( ;∀;)
そんなこんなで、今、これを書いている飛行機の中では、来年はまだわからないなーという気持ちです。
オリンピックが開催されれば、今後またコロナの世の中に対する影響が読めなくなるので、オリパラが終わって日本がどういった影響を受けるか、というところのほうが気になるところです。
場合によっては今年の秋以降のレースは開催されないかもしれませんし、来年はもっと深刻な状態になっている可能性もあるわけで…やっぱりそこに囚われた思考になってしまいます。
というわけで、また今年のオンシーズンが終わってから、考えてみたいと思います。
いろいろと反省点はありましたが、やはりレースに出ないとCheckの部分が欠けてしまって、自身に何が不足しているのか考える機会がないので、今回は無理に出て良かったと思いました。
コロナの影響でたいへんな中、大会開催の実績を作るために動いて下さった富士ヒル開催の皆様に、ほんとうに感謝いたします、ありがとうございました<(_ _)>

■機材メモ

フレーム:TIME ALPE D'HUEZ 01 クラシックフォーク Sサイズ HAGIBOW BIKEWORKSチューン
ホイール:のむさんがテンションをガチガチのギリギリまで張ったフルクラムレーシングゼロカーボン2019あたり?
タイヤ:前後ともGP5000CL 25c F6.3 R6.5 200km程度走行の新品
チューブ:SOYOラテックス
コンポ:R9100デュラエース(ワイヤー引き)ブレーキだけBR-7900
パワメ:今は亡きぱいおーにあー
ギア比:フロント50-34T リヤ12-28T(壊れると評判のCS-9000)
チェーン:カンパニョーロRECORDチェーン(最近手に入らないとの噂)
チェーンオイル:セラミックスピードUFOドリップ(新型)CROWS BIKES購入
その他:2年前の乗鞍ブースで衝動買いしたカーボンドライジャパンのビッグプーリーケージ(ベアリングは普通のタイプ)
軽量化:特になし、ボトルケージもライトマウントも面倒なのでつけたまま、重量はボトルなしで7.5kgぐらい?

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ウェア:ビオレーサーTTスーツセレクシオン南九州逆九州Ver.(オーダージャージ)
補給:750mlのボトルに1/3ぐらい入れたポカリ(アップの残り)ジェル固形なし
当日人間スペック:172cm 72kgぐらい 体脂肪率20%ぐらい CTL79 TSB11
当日パワーウエイトレシオ:ボトルとサイコンつけてウェアも合わせると機材が8kgぐらいだと思うので、人間だけのPWRは3.75w/kg 機材も含めると3.37w/kg
というわけで、デブでもCTL79でもPWR4倍なくてもシルバー取れるよということで(;・∀・)
こんな感じですかねえ、来年の私に送るチラ裏です(^^;;