あまり利用されている方が少ないのかマイナーなのか、BestBikeSplitはあまり話題に上がらないようなので、ちょっぴりいじってみた感じをつらつらと書いてみます。
簡単に言えば、Web上のサービスである「ヒルクライム計算機」の高機能版みたいなものだと考えていいいのかなーと思います。
英語なのでちょっと設定に戸惑うかもしれませんが、上のイントロ動画を参考にすれば、5分ぐらいで初期設定ができます。
無料アカウントを登録して設定し、走行ログデータをアップロードすると、下のような画面が表示されます。
Power Planのタブでは、全体的な速度とパワー、そして右下の自転車マークと矢印で、向かい風だったのか追い風だったのかが表示されます。
https://www.bestbikesplit.com/public/83180
ちなみに上の共有リンクでこの画面をそのまま見ることができます( ´ ▽ ` )ノ
そして、タブを一つ移動して、隣のTime Analysysがメインになると思います。
Power Planと同じような画面に見えますが、青いエレベーションの山が表示されているグラフの上に、スライダーバーが3つあります。
Dragが空気抵抗、Powerが平均パワー、Weightが体重になるのかな?
この状態で走った時に、3時間45分9秒かかる、という結果が表示されています。
実際のタイムが3時間40分だったので、ほぼ合ってます。
微妙な違いが出ているのは、当日の実際の体重とのミスマッチ、バイクの設定がまだ適当なのでDrag値が高いというのもあるかと思います。
そして、上のスライダーバーをいじると、こんな画面になります。
パワーを30%アップさせて、平均274Wにし、体重を20%減少させて60kgと仮定してみました。
すると、タイムは40分58秒短縮され(Total Gain)、走行タイムは3時間4分12秒になる(Adjusted Time)とあります。
100kmオーバー40の先頭集団が2時間59分でしたので、この状態(4.56w/kg)が作り出せるならば、単独で先頭と張り合えるということになります(笑)
ロードレースですと、ドラフティングやその時の状態での影響が出てきますが、ヒルクライムやタイムトライアルのタイムシミュレーターとしては、非常に優秀ではないかと思います。
無料アカウントでできるのは、Time Analysysまでですが、有料版アカウントにすると、その時の日付と時間を指定することで、当日その場の気象データをどこからともなく引っ張ってきてくれます。
風速や風向きだけでなく、気温の変化、気圧や湿度までも取り込んでくれるので、その時どのような気象条件であったのかを、レース後に確認することができますね。
そして、このレースの強度をそのままワークアウトメニューにしてくれる機能がついています。
なんとZwiftにも対応しているので、早速ダウンロードして転送してみました。
これでツールドおきなわをスマートトレーナーで再現して走ることができるぜ!と思っていたのですが…。
・・・あー、うん、そうだね(加藤恵の声で)
と、思わず絶句してしまいたくなるようなワークアウトが出現し、レース強度ってすごいなーとウォームアップも走ることなく終了しました( ´_ノ` )
長距離ロードレースを再現するとこんな羽目に陥りますが、短距離のヒルクライムレースやタイムトライアルを再現するのは、意味がありそうな感じです。
ちなみに、無料アカウントですと、ワークアウトファイルのダウンロードは5回までのようです。
そんなこんなで、まだ私もざっくりとしかさわっていないのですが、今後の動き次第では、なかなか面白そうなサービスだと思います。
明日のお昼ぐらいまでは、ブラックフライデーセールで年間アカウントが35%引きですので、プレミアムアカウントを取得して、オフシーズンにいろいろ遊んでみるのも、面白いと思います( ´ ▽ ` )ノ