のりりん鹿児島

基本的に自転車トレーニングと覚え書きです(^-^;

ツール・ド・おきなわ2017 市民100kmオーバー40反省会会場

おきなわ前までの軌跡

かなりどうでもいい内容で終わってしまったツールドおきなわ市民100kmですが、きっちり省みて、頭の中を整理したいので、記録として残したいと思います。

今年はおきなわを1年の最終目標のレースとして位置づけ、7月から-2kg/月ペースで体を絞っていき、ある程度減量を終えたところでテンポ〜SSTメニューにシフトしてベースを上げ、最後にLT走でL4を上げつつピークを作り、集団から落ちないように最後まで走ろう、という目標と計画を立てていました。

しかし、今年は体重が落ちるペースが遅かったこともあり、本格的にテンポ走に入ることができたのは、9月中旬でした。

できる限り空いている時間を練習に充てましたが、ベースができていないせいか、コンディションやFTPもなかなか以前のレベルに戻らず、苦労しました。

体重は成人してからの人生最軽量を9月下旬に記録したものの、翌10月、乗り込みと集団慣れのために、多くの練習会やレースに参加したため、ふとした時に食事制限のリミッターが外れてしまい、過食に走ってしまいました。

それからはあっという間で、おきなわ前になっても過食は収まることはなく、おきなわ前日は人生最軽量+12kg(体脂肪率+5%)というほぼバイク2台分の重量増をマーク(^_^;

人間、痩せるのには辛抱し続けて3ヶ月かかるのに、太るのはとても楽で1ヶ月かからないんだなあと、感心するやら情けないやらでした。

そんなこんなで、おきなわ当日はただのデブでした。

レース内容

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昨年も参加したので、今年は流れも把握できており、落ち着いて行動することができました。

トイレやこまめな補給をしつつ、機材調整やアップ、ストレッチを行い、空いた時間でおきなわでしかお会いできない方にご挨拶。

1年前にお会いした方と、またこの場でお会いできることが、とても嬉しいものです。その逆でお会いできなくなる方もいて、寂しい気持ちにもなるのですが…。

 

昨年はアンダー39が後からスタートでしたが、今年はオーバー40が最後のスタートになります。

ということは、オーバー40のゼッケン2000番台の集団から遅れてしまうと、後は孤独な一人旅が待っているということに他なりません。

ああ、よみがえる昨年のソロモンの悪夢(´_`。)

まずはアンダー39スタートを見送りますが、スタート直後にタイミング悪く140kmの集団(?)がちょうど横を抜けていったので、スタートで横に広がることができなかったようです。

また、先頭を車両か何かで塞がれていたのか、奥の登りのペースが上がらず、大集団のままで下りになってしまい、そこであの凄惨な集団落車が起こったとのこと。

オーバー40が下る頃にはすでにコースはパイロンで区切られ、片側通行で流れるようになっており、おきなわスタッフの皆さんの手際の良さを後から知るのでした。

 

私は奥の登りで1分ほど遅れていたため、オーバー40の先頭集団には残れませんでしたが、一人しっかりとコミニュケーションを取っている方が、8人ぐらいの集団を回して下さったので、それに合わせて動きます。

大規模な落車があったせいか、アンダー39の10人ぐらいの集団がポツポツと前に見え、その中からペースに合う方は集団に乗り、先頭6人ぐらいで平坦を回します。

標識で測って50秒ぐらい先に、オーバー40の先頭集団と思われるグループがあるのですが、集団数はあちらが多いせいか、追いつくことができません。

そんなこんなしているうちに、S字カーブの後左折して、普久川ダムの登りへ突入。

昨年と違って集団の人数が少ないこともあり、ここで集団はばらけてしまいました。

 

あとはお決まりのパターンで、その場その場で意思疎通のない集団についたり牽いたりを繰り返し、ほぼ単独走で走り続けます。

不思議なもので、昨年一度だけ必死に走ったコースなのに、去年はここでこうだったなあという事が走馬燈のように(それあかんやつ)頭の中を巡ります。

昨年両足が攣って、20分ほどへたれ込んだ上り坂もクリアし、昨年より筋力が上がっている事を実感していたのですが、80km地点を過ぎた安倍(カヌチャ)の登りのあたりで急に体に力が入らなくなり、寒気がし始めました。

ハンガーノックの症状のような気もしますが、補給は計算していた固形とジェル、そしてカーボドリンクを適宜摂っていたので、何故だろう…という感じでした。

そういえば昨年と比べても、体の中や食べたエネルギーを運動エネルギーに換える力が弱いなあと感じていたのですが、全体的に代謝が落ちていたのもあるのかもしれません。

 

そこからはもうギリギリの力で漕いで耐えるのみ。

羽地ダムの登りはほとんど力が入らず、トンネル後の急坂も体重をかけるダンシングでやっと登ることができる感じ。

やっと最終局面の平坦路まで出るものの、もう出せるパワーの上限で走り続けるのみで、やっとのことでゴール。

ノンストップで完走することはできたものの、また今年も普久川ダムでレースが終わってしまうというパターンになってしまいました( ´・_・`)

■おきなわ2017 106.67km 3:40:48.962(+42:06.459) 189位/完走255人中(74%の位置)29.3km/h 193/612w 151/178bpm PE40.4% L51:R49 D3.0% NP216w TSS358 IF0.99 II101% 2348kJ 20.7℃

いろいろ思うこと

順位としては昨年よりわずかに上がっているものの、トップは3時間を切っているので、あまりにもお話にならないという気持ちです。

私の性格上ロードレースに向いていない、というのもあるのでしょうが、1年に1回のお祭りですし、全国規模の公道封鎖ロードレースは、とても面白いと感じます。

毎年出ることが可能なレースのパターンも組めてきたので、来年はまたイチからメニューを組み直して、しっかりとシーズンを通して体を作っていき、そしてまた、ツールドおきなわを来年の最終目標として掲げたいと考えています。