例年ならレースでバタバタのGWですが、今年はまったりサイクリングイベントに出ようと、以前GW鹿児島→尾道サイクリングの時に、チューブ購入でお世話になった田中サイクルさんで知り、いつか機会があれば出たいなーと思っていた、ツールド国東に初参加しました。
毎年Aコースだけでも2000名を超える参加者を誇る、歴史あるサイクリング大会です。
しかし、天候が去年に引き続いて思わしくなく、5月3日のイベント開催時間に合わせて、強烈な低気圧が通過するとのことで、かなりの荒天になることが予想されていました。
会場ではチャリダー★の収録が行われており、生でうじきつよしさんを見ることができました。
番組でフルオーダーの行程を公開していたオリジナルバイクも、リアルで拝見することができました。
というか、ホイールGOKISOですがな(;゜ロ゜)
うじきさんはTwitterで、サイクリング中の写真をいくつか掲載されていらっしゃいました。
うじきつよし JICK(@ujizo)さん | Twitter
Aコースは悪天予想のため160km→130kmに短縮されてスタートしましたが、天気予報が外れて欲しいという参加者の願いは届かず、気象庁の予報は正確無比を極め、序盤の山岳コースで雨が降り始め、61km地点の昼食エイドは完全に台風のような暴風雨(´・ω∩`*)
昼食エイド後の海岸線沿いコースはさらに凄惨を極め、前後左右から不意に襲ってくる体感風速30mの突風に、自転車はあおられ、横殴りの雨粒が顔を突き刺し(本当に小石が飛んできてるような痛さ)、そして降り続く雨が体を濡らし、容赦なく体温を低下させて体力を奪っていきます。
突風で飛ばされて落車しそうになるので、平地なのに歩道で自転車を押している方も多かったです。
あまりの辛さにDNF(途中棄権)して回収車を待とうにも、大雨の中2〜3時間はガタガタと震えて待たなければなりません。
それならば、時速8kmでもゴールに向かって歩みを進めた方がまだマシか…という状況です。
楽しいはずだったサイクリングイベントは、参加者にとっては、止まるも地獄、進むも地獄の、サバイバルサイクリングへと変貌を遂げていました。
正直私もこんな荒天の中を自転車で走るのは初めてで、もう頭の中は『速上がり(DML用語で速く走って早く上がる)』の言葉しか浮かばず、とにかく現状で出せるトップスピードでペース走して、とにかく早くゴールすることだけを念頭に、走り続けました。
途中で何度も脚が攣りましたが、豪雨の中、道端でストレッチとトリガーポイントで脚を緩めては走り続け、頭の中では最近見た【響け!ユーフォニアム】のオープニングがリピートしていたので、少しだけビジュアル的に暖かいホールのイメージで、灰色の景色を認識している視覚が紛れて良かったです(すでに精神崩壊)
最終的に単独で坦々と走り続け、15時にゴールすることができました(´_`。)
なんというか、生涯でいちばん過酷なサイクリングイベントで、これを超えるものは、後にも先にも無いと断言しても良いかと思います(;´д`)ゞ
とはいえ、走っている人以上にたいへんなのが、大会を運営されているスタッフさんや、エイドで頑張っていらっしゃるボランティアの皆さんだったと思います。
大型連休のGWに用事がある方もおいででしたでしょうに、大雨の中ずっとコース誘導されていたり、エイドで小学生の子供たちが元気な声で飴やフルーツを配ったり…。
自転車を始めた頃はあまり考えていなかったのですが、サイクリング大会は、地域の皆さんの協力で、走らせて頂いているという感謝の気持ちを持って走らなければならないんだなあと、しみじみと感じました。
サイクリング自体は天候の影響で過酷を極めましたが、大会運営は素晴らしく、35回も続いていて、参加者も毎年たいへん多いことが、よくわかりました。
また参加の機会があれば、天候の良い国東半島を走ってみたいと思います。
ツールド国東運営の皆様、ボランティアの皆様、参加者の皆様ありがとうございました( ´ ▽ ` )ノ