ここ数年、『初詣に一緒に行く彼女がいない寂しい野郎ども』とともに過ごした寂しい年末年始でしたが、今年は新しい出会いを探そうかと思い立ち(実は何も思ってない)、奄美チャレンジサイクリングなどのイベントで、自転車乗りの知名度が上がりつつある奄美大島へ、単独でサイクリングに行くことにしました。
POWER SPORTS | パワースポーツ「2015 奄美大島チャレンジサイクリング240K」
奄美大島は、鹿児島市内から南へ380kmほど海を渡った、ほぼ沖縄に近い場所にあります。
こんなに離れていますが、沖縄近くの与論島までは鹿児島県内になります(;´▽`A``
・フェリーで、鹿児島本港(フェリーによっては鹿児島新港)→名瀬港
の2ルートになります。
しかし、今回思い立つのが遅かったため、飛行機は早割が使えず割高になりますので、フェリーで行くことにしました。
ちなみに、羽田空港からはLCCのバニラエアが1日4便運航しており、片道6390円で行けるようです…というか鹿児島市内からのフェリーよりバニラエアのほうが安いんですが(´;ω;`)
奄美大島への交通手段については、下リンクのサイトが詳しくわかりやすかったので、参考にされてみて下さい( ´ ▽ ` )ノ
12月30日17時30分発のフェリーあまみが予約できましたので、鹿児島本港のフェリーターミナルまで自走しました。
桜島フェリーが出る場所のすぐ近くなので、鹿児島の方には馴染みがある場所ですね。
今回はスパルタンな嫁のLOOK795は留守番させて、体に優しい新妻のキャノンデールシナプスHi-Mod DISCで新婚旅行です(・∀・)
こちらのインプレや、油圧ディスクブレーキの使い勝手はまた追い追い~~~(*´〜`*)
自転車はターミナル前の端っこスペースでオーストリッチL100輪行袋に詰め込み、乗船後に、船員さんが案内する場所に置きました。
ちょうど角の部分で、紐を縛る場所もあるので、船の揺れにも対応できて安心ですv(*'-^*)♪
ちなみに、折りたたんだ自転車の輪行袋での持ち込みは無料で、電話予約もいらないとのことで、一般手荷物扱いになるようです。
2等和室は、一般的な長距離フェリーと同じような感じで、マットレスと毛布、枕は常備されています。(しかしこの枕が異常なまでに硬いです…レーゼロ枕と名付けよう)
予約時は満席のように書かれていたのですが、乗客の方はまばらで、この広いスペース全体に10人程度だったかと思います。
奄美行きのフェリーは、WILLER TRAVELさんでネット予約もできるようになっており、予約票を印刷して乗船申込書と一緒に北埠頭ターミナルの受付に提出すれば、指定就寝場所を書き込まれた乗船チケットを発行して頂けます。
フェリー・船予約 | WILLER TRAVEL
ちなみに、鹿児島市→名瀬までは片道9050円ですが、2016年3月末まで奄美大島交流プランということで、2000円補助割引になり、7050円になるようです。
翌朝7時30分、定刻通りに名瀬港に到着。(朝5時に到着する便もあります)
天気予報は晴れだったのですが、残念ながらポツポツと雨模様でしたので、自転車を組み立ててからレインウェアを着て、大きい荷物はホテルに預け、南にある瀬戸内町を目指します。
1日目のルートはこんな感じで、名瀬港から南端の瀬戸内町まで走り、フェリーで加計呂麻島に渡って、もとのルートを戻り往復しました。
小雨もしばらくすると止み、少し肌寒い感じでしたが、モンベルのゴアレインウェアのおかげもあり、セミウエット路面を快適にサイクリングすることができました。
途中、住用町にて、奄美の有名観光スポットの一つ、マングローブ原始林をしばし堪能します。
口コミではみなさんマングローブでのカヌーや、展望所からの景色を堪能しているのですが、ひたすら走るだけのサイクル野郎には無縁の世界です(笑)
レンタカーなどの観光で立ち寄られる予定の方は、口コミを参考にされて下さい~
たしかにこれだけのマングローブの自生地は国内では最大級ですし、その間をいい感じに河川が縫っているので、目の前に広がる景色が南米のようです。
また機会があれば、ゆっくり立ち寄ってみたい場所です(^▽^)
名瀬から45kmほど走ると、加計呂麻島へのフェリーが出ている瀬戸内町に到着します。
せとうち海の駅の中で、フェリーかけろまの乗船チケットが販売されていますので、購入します。
また、海の駅には、加計呂麻のパンフレットと、フェリーかけろまの時刻表などが無料で置いてありますので、予備知識用に頂きました。
せとうち海の駅 [奄美大島]のグルメ・レストラン 徹底ガイド【フォートラベル】
時間的にもお昼前でしたので、せとうち海の駅で昼食にしようと思ったのですが、年末年始でレストランはお休み。
自転車で1分ほどの場所にコンビニのエブリワンがありますので、ここのイートインスペースで食事しました。
奄美大島はコンビニはかなり少ないので、コンビニがあったら補給しておくことをお勧めします(;´▽`A``
そんなわけで、しばらく待っているとフェリーかけろまが到着です。
尾道と向島を結んでいるぐらいのサイズのフェリーで、車が2~3台乗ったらいっぱいいっぱいになりそうな感じです。
自転車はこんな感じで固定されます。
お約束のようにロープで縛られますが、船員さんに伝えれば、傷がつきにくいサドルやシートポスト等を縛ってくれますよ(*^_^*)
ハンドルの部分は、私が補助的にワイヤーロックで固定しています。
古仁屋~生間の料金は、大人270円自転車130円で、片道合計400円です。
往復チケットもありますので、往復予定の方は往復を買うと安くなります(・∀・)ノ
そして30分ほどの船旅のはじまりはじまり~
乗船チケットは、航行中にキャビン内で回収されます。
自転車のチケットもその時に渡せばOKです(*^_^*)
と、いうわけで加計呂麻島上陸ヽ(*⌒∇^)ノヤッホーイ♪
加計呂麻島へのフェリーは、到着場所が2箇所あります。
・島の南にある港、生間(いけんま)
生間 | 加計呂麻島の観光情報サイト 加計呂麻(カケロマ)ウェルカム
・島の中央にある港、瀬相(せそう)
瀬相 | 加計呂麻島の観光情報サイト 加計呂麻(カケロマ)ウェルカム
どちらのフェリーも便数は同じなのですが、発着時間が違います。
詳細はフェリーの時刻表を検索して確認してみて下さい。(直リンすると時刻が変わったりしてることもありますので)
この時は、11時40分古仁屋発~生間着のフェリーで渡り、15時55分生間発~古仁屋着のフェリーで往復しました。
実はこれ以降になると、瀬相から18時5分発の最終便のみになるので、帰りの時間を考えて15時ぐらいまで3時間ほどサイクリングすることにしました。
加計呂麻島に行こうと考えたのは、トリップアドバイザーで奄美に行くなら一度は行ってみるべきと高い評価が出ていたというのがあるのですが、「何もなくてゆったりできるところ」という口コミの通り、まったりゆったりできる場所でした。
しかし、自転車にとってはかなり厳しいコースと言わざるを得ないです。
南の生間から北端まで一本道なので、できれば北端まで行ければいいなーと思っていたのですが、加計呂麻島は奄美大島本島よりもアップダウンがきつく、8~12%ぐらいの勾配を登ったと思ったら、その先はまた下って、また登って…といった感じで、コンパクトクランクのロードバイクでも辛いぐらいでした(;´▽`A``
気軽に「クロスバイクや折りたたみを使ってサイクリング目的で…」とは間違っても言えないほどに、ハードなトレーニングコースです(笑)
フェリーのもう1つの発着港である瀬相を過ぎた辺りで、1時間半が経過していたので、少し先にある高台でちょこっと休憩してUターン。
ところどころに集落はあるものの、本当に何もない島で、ゆったりまったり…ではなくゼェハァ言いながら、熱いアップダウンを繰り返しておりました(;・∀・)
観光の中心は、ダイビングのようで、道沿いにはダイビングショップがたくさんありました。
唯一通り道付近にあった観光地、特攻艇「震洋」の格納庫跡地を見学。
この辺りは人もおらず、空気もゆったりしていて、時間があればぼーっとしていたかったのですが、フェリーの時間もないので、空気だけ感じて先を急ぎました。
今度奄美に行く時は、加計呂麻島で1泊して、ゆっくり島内を回りたいです(*^▽^*)
わずか3時間の滞在でしたが、生間港からのフェリーで加計呂麻島を後にし、ふたたびもときた道を戻ります。
奄美大島の主要道路は、大きいアップダウンの繰り返しの道と、長いトンネルがほとんどで、人によってはかなり辛い行程になる事もあるかと思います。
普段よりもアベレージが大幅に下がりますので、時間には余裕をもって行動することをオススメします(・∀・)ノ
そんなこんなで、18時すぎに無事名瀬のホテルに到着しました。
奄美1日目:127.55km 6時間28分 19.8km/h 69rpm 138/176bpm 15.1℃ 獲得1669m
次回は奄美2日目をお送りする予定ですが、旅シリーズ物が続かない私なので、あまり期待しないで下さいませ(;´∀`)