レースレポートは直後に書かないと、いろいろとその時思ったことを忘れてしまうので、ざっくりとレポートを書いていきます。
ざっくりすぎてほとんど校正してないので、読みづらいです、スミマセン(´・ω・`)
というわけで、未だ完走できていない唯一のレースイベント、富士チャレンジ2015 ソロ200kmに参加しました。
今までの戦歴は、といいますと…。
・2012年 乗鞍の勢いでソロ200km初参加するものの制限時間2分オーバーで完走できず
・2013年 リベンジを誓いエントリーするもダブル真空ハリケーン撃ち台風接近のため中止
・2014年 イベントが重なったため不参加
そんなわけで、実に3年ぶりの富士スピードウェイとなります( ´ ▽ ` )ノ
前日入りして、当日の朝5時に御殿場のホテルを出発。
3年前も利用したセブンにて懐かしい〜と思いながら、おにぎり4個と水2リッター×2を購入し、5時20分に富士スピードウェイ西ゲート到着、すでに開門済みでした。
パンフレットでは5時30分開門となっているものの、相当数の車がすでに駐車場に入っていたので、5時ぐらいには開門しているのだと思います。
臨機応変な運営がいいですね。
ピットはいつもの通りゼッケン番号で割り当てられているので、1人分の荷物が置けるぐらいの敷物を敷いて、ピット確保完了。
とはいえ、ピット数も多いので、シマノ鈴鹿を思えばピットはとてもゆったりと使えます。
7時30分に2階のホールで受付開始です。
受付開始直前に、2階廊下に長い列が一瞬できましたが、受付開始した瞬間スムーズに流れていき、5分程度で受付完了でした。
普段イベント等では、シマノのビニール袋や、その土地の観光案内、無駄に豪華なエントリーリストとプログラムを兼ねた冊子、使いどころのない無駄な粗品などが見られますが、富士チャレンジはゼッケンと計測タグ、エーゼットさんの試供品、オールスポーツの写真案内のみというシンプルさです。
パンフレットはWebで事前にダウンロードして参照できるので、スケジュールの詳細やゼッケンなどの取付方法も前もって確認できますし、必要に応じて印刷したり、スマホに保存してPDF参照することもできます。
これだけパソコンとスマホが普及した現代、もう豪華な印刷冊子である必要性はないのでは?と思わせます。
イベントの経費削減、利用者の利便性など、多くのレースイベントで見習うべきものがあると感じました。
もちろん、観光誘致を兼ねたサイクリングやレースイベントがほとんどですので、全部が全部を否定するわけではありません(^_^;)
必要に応じて、ということですね。
それでエントリー費用が下がって参加する方のハードルが低くなるならば、さらに歓迎できることかと思います。
ところでエーゼットさん、飛行機で来た人は、スプレー缶は誰かにあげるか捨てるかしかないんですが…トホホ(´;ω;`)
8時から試走開始ですが、初心者向け講習があるとのことで、初心者にどのような内容を教えているのか、後学のために初心者を装って参加しました。
レース未経験者は安藤コーチ、経験者はウォークライドの須田晋太郎さんが、担当でした。
未経験者クラスを受けてみたかったのですが、さすがに経歴詐称するのもアレだなあ〜と思ったので、須田さんの経験者コースを受講。
まずはバイクの点検とブレーキやクイックのチェック、ヘルメットの正しい装着方法をアドバイスされた後、荷重移動をしながらしっかりブレーキをかける方法をレクチャーされ、参加者全員が1人1人実践していました。
目標停止線に止まるだけの簡単なお仕事かと思われきや、ほとんどの方がしっかりと止まることができませんでした(^_^;)
なるほど、こういった基本的な荷重移動やブレーキングから教えていくのだな…と、たいへん勉強になりました。
その後はコースに出て、ダンロップコーナーを抜けた後の登坂で、ギアの組み合わせをどうすればチェーン落ちを防ぐことができるか、という内容をお話され、あと1周ガイドしながら走りましょう〜ということだったのですが、試走時間が終わってしまい、強制ピットインとなりました(^_^;)
皆さん講習内容に満足されたようで、ありがとうございました!の挨拶をして解散。
私も、須田さんのハキハキした指導に、たいへん好感を持てました。
自分たちは経験則的に理解していることでも、初心者の方は実は知らなかった…という事も多くあります。
今後、初心者の方をレースに連れて行く場合は、今までの経験から、起こりうるであろう事を、書き出してまとめておいたほうが良いかなあーと、講習を終えて思いました。
ウォークライドさんが主催されている、大磯クリテリウムは、レース未経験者の方にも集団走行の基礎を学んで欲しい、という想いで運営されているそうですので、今後レースに参加してみたいというビギナーの方は、ぜひシーズンオフの秋〜冬場に開催される大磯クリテリウムに参加されてみて下さい( ´ ▽ ` )ノ
前置きが長くなりすぎましたが(笑)9時30分からレーススタートです。
チームエンデューロ控えの選手を除いたとしても、富士スピードウェイに2000人近くがひしめき合うわけですので、序盤はコース幅いっぱいが自転車で埋め尽くされます。
したがって、スタート直後は周辺に注意しながら、アップペースで走りました。
3周ほど走って周りもばらけてきたので、アップ中に組み立てておいた、ギア選択や走行ラインを実践しつつ、登りも平地も心拍一定のペースで走ります。
だいたい序盤は8分〜8分30秒台で周回していましたが、9周目でトイレのためピットイン(^^ゞ
スタートまであまりに暇だったもので、水分とりすぎでした(´・∀・`)
いちばん近いトイレの場所は事前に確認しておいたので、3分ほどのロスですみました。
しかし13周目あたりで、普段は痛くならない腰が痛くなってきました( ´△`)
普段腰なんて痛くならないのに、こんな序盤でなぜに…と思ったのですが、富士スピードウェイは、登り以外のコース3分の2は、ほぼ全て下ハンで走るようなコースなので、弱っていた体幹の筋肉が、上半身を支えきれなくなったのだと思います。
うーんこりゃ痛いわーと思いながら、降りることもできないので、そのまま走り続けます。
単調な周回でちょっと集中力が切れそうだったところに、サポートライダーのトレインが通りかかったので、試しに乗っかります。
富士チャレンジは、完走ペースに合わせて上記のサポートライダーが5名程度のチームを組んで走行しており、ピンク色のスタッフと書かれた服を着ていて、背中には”5時間30分”や”6時間30分”と大きい文字で書かれていますので、ペースメーカーとして、ずっと乗っかっていくことができます。
これはペースメイクできない初心者の方にはたいへん有り難いですし、集中力が切れそうになった中級者の方にも、良い刺激になります。
私はフォルジークさんのトレインに乗っかりましたが、だいたい1周ペースが8分30秒。
ストレートは34〜36km/hペースぐらい、登りは思ったよりもゆっくりペースで登るので、完走目的の方は6時間30分ペースのトレインがオススメだと思います。
走っている時に、参加者のトレインから「5時間30分のほうに乗ってみたけど、登坂が速くて千切れてしまった」という会話が聞こえてきました。
たしかに登りはもう少し速くてもいいような気がするので、6時間ペースのトレインがあればいいなあーと、思いました。
8分30秒ペースとはいえ、30〜40人ぐらいの集団ができていますので、後ろのほうにつくと、下り序盤でけっこうなインターバルがかかります。
ローテーション回さなくてもいいならば、サポートライダーの真後ろがいちばん楽でしょ…と思い、登りで前に出て、サポートライダーの周辺にピッタリ張り付きます。
思った通り、サポートライダーの後ろはたいへん走りやすく、インターバルもかからずに楽ちん( ´ ▽ ` )
しかし、サポートライダーの方は、普段よりもずっとゆっくりなペースを強いられているためか、ついつい無意識にペースが速くなったりもします。
そんなときは、お互いに「登り返しが速い、もっと落として」など、ペース維持の声がけをされて、調整されているようでした。
6時間半休まずに引き続けなければならないうえ、ペースメイクにも気を遣いますし、安全管理や走路の確保までしなければならず、サポートの方はたいへんだ…と思いながら、後ろで楽してました、スミマセン(;´д`)ゞ
2〜3周トレインで走って集中力が切れてきたので、18周目にピットインしてトイレ&ボトル補給。
20周目から、再びフォルジークさんのトレインに乗っかり、周回を重ねます。
時々すごい勢いで追い抜いていくトップ集団のトレインをみながら、「うおお、高岡さんが走ってるのを初めて見た!」とちょっと感動しながら、土井選手が国内トップと賞賛するペダリングをガン見してました(^_^;)
そんなこんなでフォルジークさんの6時間30分トレインで走り続け、登坂で前に出て、ずるずる後ろに下がって、序盤でまたで追いつくなど、いろいろとレースシーンを想定した走りを試してみたりしますが、4時間を経過したところでさすがに飽きてきました(;´д`)ゞ
この時点で120km走行しているので、あと3時間で80km走れば完走することは果たせますが、このままダラダラ続けても完走したという結果は残るものの、レースの内容としては何か質的に意義あるものが残るかというと、まあないなー…と思ったところで、気持ちが終わって降りてしまいました。
富士チャレ200ソロ:135.7km(30周DNF) 4時間37分 31.7/64km/h 81/126rpm 151/178bpm 23.6℃
翌日、高岡さんとまこっちさんのレポートを読みつつ、ああ、やっぱり耐久エンデューロといえども、レースをしなければ意味がないな、と感じました。
とはいえ、完走目的では意識が低くてダメだ、と言っているわけではありません。
この3年の練習で、間違いなく完走はできるレベルになっているのだから、第1集団がだめなら第2集団、それがだめなら第3集団でも、レースができる集団について走らなければならないと、考えるようになった…ということになるかと、思います。
そうしなければ、九州からお金と時間を使って、富士スピードウェイまで遠征する意味はありません。
来シーズン、自分にとっての遠征レースのあり方を見直してみよう、と考えることができたという意味で、今回の富士チャレンジ2015は意義のあるレースでした。