最近は、少しでも実走しておこうと、夜に近所のTTコースを短時間走るようにしています。
先日、シートポストをカットして頂くために、茶輪子さんに嫁の795を預けてきたので、1ヶ月放置プレイだった、妾のスピードコンセプトで出撃しました。
久しぶりに乗ってみると、TTバイクってまるで戦車のようですね(^-^;
ディスクをごわんごわん言わせながら、ゆるい登り(1~2%)の往路コースを走ったところ、ほとんど795とタイムは同じでした。
帰りの復路コースはガンガンにスピードが乗るので、DHポジションを使って、酸欠にならない程度に頑張ってみたところ…。
SC:40分40秒 18.7km 27.7/57.7km/h 81/103rpm 151/183bpm 14.9℃
795:43分32秒 18.91km 26.3/52.1km/h 82/104rpm 145/172bpm 17.6℃
という結果が出ました。
タイム的には3分近く差がありますが、心拍数を見ると795はそれほど追い込んで乗っていないので、この2台をペース走で乗ったところで、ほとんど速さは変わらないんだなあ〜と思いました。
しかし、走行中、圧倒的に速度が乗っていると感じるのは、間違いなくスピードコンセプトのほうです。
795は、足を使えばちゃんと速度が上がるのですが、前に進んでいる感が乏しいです。
よくバランスのいい自動車が、速度を出してもゆっくりに感じるというのがありますが、それとはまた違う感覚で、「あれ、こんなに頑張って回してるのに、ぜんぜん速度でないなー」という感触です。
その時感じたことを箇条書きで
【スピードコンセプト】
・ペダル踏み込み時のアタリが柔らかい、乗ってる人間に優しい
・安心して速度が出せる安定感に加えて、人間の五感に訴えるスピード感がある
・低速からなめらかにトルクがわき上がるような加速感がある
・速度維持が楽だと感じる。力を抜いてペダルを回しても、フレームが後押しして速度を維持してくれる感触がある
・50km/hを越えた限界レベルでも、あと1km/h速度伸ばしたい!と思ったときに、力を入れるとちゃんとリニアに伸びていく
【LOOK795】
・頑張って回しても速度が出てる気がしない(笑)
・脚をゆるめた瞬間、すさまじいまでの失速感を伴う
・限界レベルからあと1km/h速度を伸ばしたい!と頑張っても速度が0.1km/hも上がらない、なにこのツンデレパリジェンヌ
・でも実際は、スピードコンセプトとさほど平均速度は変わらない、不思議(笑)
もちろんTTバイクとロードバイクは、使用用途や得意とする速度領域が違うので、いちがいに同じ土俵で比較はできないのですが、同じ人間が同じ条件、ほぼ同じ平均速度で乗っているのに、こんなにも感覚の違いが出るというところが、面白いと感じます。
でも795がダメダメなんだよーというわけではなく、安藤コーチに指導された身体の使い方を体現するならば、入力が純粋に反映される795のほうがわかりやすいです。
そして、このフレームには、まだまだ隠された乗り方がありそうで、謎解きしてるみたいで面白い(笑)
今のところ、795とっても気に入ってます。