SGX-CA900を4ヶ月ほど使ってきましたが、いろいろ不便な点もありましたので、新型のSGX-CA500を購入しました。
SGX-CA900の不満点としては、
・液晶画面がカラーで綺麗なものの、直射日光下での視認性が著しく悪い
・余分なアニメーションが全体の動作をもっさりさせている
・ラップやスタートボタンを押してから、画面にラップスタート表示が出るまでのラグが大きい(本当にボタンが押されたのかどうか、一瞬不安になる)
・ガーミンには搭載されている、GPSラップ機能(オートラップ機能)がない
・サイコンを外してバックポケットに入れていると、いつのまにかいろんな場所が押されて表示パラメータが違うデータに変更されていたりする
・ガーミンのようにスタート・メニューボタンにバックライトがないため、夜道で操作する時に不便なことがある
・本体が重いというほどではないが、ばかでかい(笑)
などなど、いろいろと不満な点はありましたが、ソフト的に改善されることもなく今に至るので、諦めてSGX-CA500を買い足した次第です。
それでは、今日受け取ったSGX-CA500を初期設定してみて感じたことを、ざっくりと写真で紹介していきます。
まず、左右のゼロ点校正が、トップメニューから「オプション→ZeroCal」の2アクションだけで行けるようになり、ボタン1つで左右とも校正ができるようになった点が、素晴らしいです。
SGX-CA900は、「センサー→ペダリングモニターR→クランク右を最下端に下げる→フォースプレビューで数値を確認→メニューに戻る→ペダリングモニターR校正→メニューに戻る→ペダリングモニターL→クランク左を最下端に下げる→フォースプレビューで数値を確認→メニューに戻る→ペダリングモニターL校正」という手順で左右の校正が完了していましたが、はっきりいって非常に面倒でした(^-^;
使ってみてわかったのですが、パイオニアペダリングモニターは、1ヶ月程度で基準値が±10Nmぐらいずれていることもあります。
そのため、かなりこまめに校正する必要がありますので、手軽に校正ができるこの改善はありがたいです。
そして、トップメニューに、Edge810Jのようなロックボタンがつきました。
これを押してロックしておけば、ポケットに入れて持ち歩いても不意にパラメータが変更されることもありません。
SGX-CA900は音源ボードでも載ってるのではないか、と思うぐらいのメロディアスな効果音が出ていましたが、SGX-CA500はガーミンのような電子ビープ音になっています。
むしろ走行中やレース中ならば、電子ビープ音のほうが聞き取りやすいので、このダウングレードは改善ととらえるべきかと思います。
また、SGX-CA900は音量が調整できませんでしたが、SGX-CA500は音量調整ができるようになっています。
そして、画面の明るさはもちろん、モノクロ液晶のコントラストも同じような画面で調整できるようになっています。
SGX-CA900には結局アップデートでも搭載されなかったオートラップ機能も、SGX-CA500にはしっかり搭載されています。
限界ギリギリの練習中や、周回レースの時などは、絶対に押し忘れが発生しますので、やはりオートラップ機能はあったほうが便利です。
あと、SGX-CA900で気になっていた、ラップやスタートボタンを押してから画面にラップスタートが表示されるまでのラグの大きさも、SGX-CA500はほぼゼロに近くなっており、改善されています。
とはいえ、押した瞬間即反応するガーミンと比較すると、まだコンマ何秒ぐらいかラグがあるような感じがします。
ちなみに、画面移動時やメニューを開くときの余分なアニメーションも全部カットされていますので、メニュー切り替えや表示画面移動など、キビキビと動いてくれます。
本体が軽量になったためか、サイコンマウントも変更されました。
マウントの差し込み方向が変更されているので、SGX-CA900のマウントとの互換性はありません。
マウントのしっかり感や節度感は、SGX-CA900付属のもののほうが良かったのですが、SGX-CA500のマウントはかなり軽量化されています。
以前のマウントと同じく、2段階のロック方式になっているようです。
Wi-Fiは本体設定から、SSIDのパスワードを入れるだけで簡単に接続でき、シクロスフィアのメールアドレスとパスワードを入れることで、ガーミンのようなオートアップロードにも対応しています。
これでいちいちパソコンに接続しなくても、ログがアップロードできますが、充電忘れだけには注意ですね(^-^;
ざっとSGX-CA900とSGX-CA500の違いを写真で紹介しましたが、あとは実際に練習やレースで使用してみて、視認性の違いや、表示性能の違い、バッテリーの持ちの違いなどを検証していきます。
Webマニュアルも公開されていますので、興味のある方は読んでみられて下さいね。