60%台平均を達成した翌日の夜は、月曜日に感覚をつかんだペダリングの復習を行いました。
やはりメインとして意識するのは、大腿を真上に持ち上げる動作です。
これが少しでも疎かになると、ペダリング効率がガクッと40%台に落ちてしまいます。
前回のペダリング動作を意識することで、入りから60%台をコンスタントに出せるようになりました。
それに加えて、あと2つの動作を意識すると、さらにペダリング効率が高まる事がわかりました。
その2つのポイントとは、
・下死点通過時は踵を下げずに水平にしながら、下死点通過直後、わずかに踵を持ち上げながら上に抜く
※足裏を地面と水平にこすりつけるように下死点を通過させた後、踵を上げて上にスルッと足を抜くような意識で行う(踵は無理に上げすぎない)
・基本的に足首は脱力しつつ、2時の位置で、ほんの一瞬だけ足首に力をかけて踏み込み、これを左右でリズミカルに繰り返す
以上の事を意識することで、リアルタイムの表示は70%台を維持することができるようになりました。
上記の内容を極端に意識したペダリンググラフの例を出すと、こんな感じになります。
下死点の後に踵をわずかに上げて上に抜くことで、下死点付近のマイナストルクを抑えつつ、2時の踏み込みを一瞬意識することで、上死点から早めにペダルに力がかかっていることがわかると思います。
この2つの動作は、下死点から上死点までの繋がりに関係があると感じています。
そのまま24分ほど、ペダリング効率のみを意識して走った結果、
: |
83.5 [%]
|
|
: |
70.3 [%]
|
: |
85 [%]
|
|
: |
71.8 [%]
|
|
: |
90 [%]
|
|
: |
68.9 [%]
|
ついに平均ペダリング効率70%を達成しました( ´ ▽ ` )ノ
多少は試行錯誤したものの、ペダリングモニターを取り付けてから1週間程度で、意外とあっさり達成できてしまった、というのが感想です。
とはいえ、これはあくまで3本ローラー上での数値上のペダリング効率になります。
実走となると、連続的な負荷の変化や、傾斜によるポジションの変化に対応しながらのペダリングになりますので、必ずしもこの通りにはいきません。
また、あまりに数字だけに固執すると、最近パワーメーターの普及で問題になっている「数値上のパワーを出すためのペダリング」と同様に、「数値上のペダリング効率を出すためのペダリング」に傾倒してしまう可能性も大いにあると思います。
しかし、この効率を追い求める練習は無駄なのか?というと、この練習を踏まえた上で実走してみた所感では、間違いなく今までのペダリングが大きく変わります。
そのペダリングが自分の走りにとって正解なのかどうか、という点は、今後時間をかけて検証していくことになります。
ローラーで、荒削りに数値上のペダリング効率を求めていくメモは、これで最後になりますが、気づいたことがあれば、適宜書いていきます。
それにしても、パイオニアペダリングモニターは、本当にすごいです。
今まで本などを読んで学習したペダリング座学の知識が、実際にペダリング効率に反映されているかどうか?という点は、パワーや速度アップからは感じにくいものですが、ペダリングモニターはリアルタイムで1秒ごとの数字で表示されます。
このようなペダリングを行えばこのように数値が変化する、という事が意識できるのとできないのでは、大きな差があります。
ペダリングに悩んでいる方は、ぜひこのオフシーズンのうちに導入されてみて下さい(・∀・)ノ