のりりん鹿児島

基本的に自転車トレーニングと覚え書きです(^-^;

熊本玉名で開催された、スマートコーチングサイクル安全講習会に参加しました。

へールシェイク!へールシェイク!

などとヘルシェイク矢野の事を考えていたら、いつのまにか2月の最終日になってしまいましたので、急いでブログを更新したいと思います(^_^;

 2月3日に熊本玉名にてセレクシオン南九州さん主催で開催された、スマートコーチングサイクル安全講習会に参加しました。

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バレーボールやバスケットができるほどの広い体育館を貸し切りで、まずは午前中は座学です。

3年ほど前に、鹿児島で開催した事があるのですが、基本的なベース部分は同じながら、現場にしっかり対応できるよう、内容が大幅に更新されていると感じました。

微妙に判断に迷う道路交通法に対する知識や、自動車を持ってない学生さんに対する死角の説明、ヘルメットの正しい着用方法などの基本的なところから始まり、落車時の119番緊急通報の手順、ファーストエイドの手順、周辺の交通(車や後続の自転車など)に対する安全確保のやり方、実際のレースで起こった事故事例をもとにした事故対応の検証などなど、実際に起こったこと、起こりうる事に対する実践的な対処方法を学びました。

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午後は、午前中の座学の内容を基にして、現場でどのように傷病者に対応するか、一人一人が実践して行いました。

「けっこう強く固定しないと頭が左右に動いてしまう」とか「頭を捻らないように、体をうつ伏せから仰向けにするのが難しい」など、実際にやってみないとわからない、多くの気づきを得ることができました。

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その後は、普段のサイクリングや練習中などに、事故や落車が起こってしまった時を想定したロールプレイングが行われました。

事故が起こった時、一緒に走っている人数や周辺環境(通行人や車など)を把握した上で、一人一人がどう動いて現場の安全確保や傷病者の救護、119番への通報を役割分担して対応するのか、事故や落車パターンをいくつも変えて、その状況への対応をどのように行うかを考えながら動き、その後全員で今の対応が適切でだったかどうか評価・検証を行いました。

座学で頭では知っていたとしても、実際に訓練として行ってみると、オタオタしてしまい即座には動けない、ということを痛感しました。


こんな感じで、ほぼ1日フルに使って行われた安全講習会でしたが、自転車での集団走行という高リスクな事を行っている限り、事故や怪我は必ず起こりうると想定しておかなければなりません。
起こってしまったから受講するのではなく、事が起こる前に、多くの方(特に練習会やレースに関わる方)に受講して頂きたい安全講習の内容だと思います。


また、こういった事は避難訓練と同じで、定期的に繰り返しやらないと、どんどん手順を忘れていってしまうものなので、講習の時だけでなく、普段から時々でもチームなどで集まった時に、適宜このようなロールプレイングを行うと良いのでは、と感じました。
的確に指示ができる人がその場に1人いるだけでも、事故に対する対応のスピードが、大きく違ってくると思います。
安全講習会を受講して実践される方が増えることで、より自転車の(競技だけでなくサイクリングでも)安全性は高くなっていくと思いますので、お近くで開催される時はぜひ受講されてみて下さいね( ´ ▽ ` )ノ

そんなわけで、来週も恋にドロップドロップ☆小倉唯の声で)