※レース当日の内容をできるだけ早めに残しておきたいので、行楽編はのちほど書くとして、レース編から書き残したいと思います(* ^ー゚)ノ
今年もマウンテンサイクリングin乗鞍にエントリー&参加しました。
今回はgruppo bici-okadamanのまっきぃさんのご厚意で、会場から自転車で1分という、恵まれた条件の宿に宿泊することができました。
まっきぃさんありがとうございますm(_ _"m)ペコリ
当日は朝3時半に起床、宿の掛け流し温泉でシャワーをあびて目を覚ましてから、レース用の補給を始めます。
・セブンイレブン たっぷり卵のフレンチトースト ×1
・クリフバー ×2
・朝5時から宿の朝食(温泉卵、鮭の切り身、海苔、味噌汁、ごはん、お漬け物などなど)
短時間のヒルクライムとはいえ、ハンガーノックが怖いので、がっつり食べまくりです(笑)
ローラーは事前に宿に宅配便で送っておいたので、5時半から3本ローラーで軽くスピニングを始めます。
だいたい30分ほど、80~110W程度で、軽めの第一段階アップ完了です。
6時になったので、準備しておいた下山用荷物を預けるために、会場に移動します。
「乗鞍よ!私は帰ブフッ∵(´ε(○=(゚∀゚ )」
それはさておき、天候が悪くDNSもかなり多かった(後にラップクリップで確認)のですが、今年も凄まじい参加者の数です(;´▽`A``
今年は開会式のステージが近かったので、乗鞍ガールズを食い入るように見ながら開会式を迎えることができました(´∀`*)
乗鞍ガールズが立ちポーズをとっている時に、「ああ、コアマッスルに力を入れ直していらっしゃるなあ…」と妙なところを観察してしまった自分が、ちょっと悲しかったです(´;ω;`)
天候のほうですが、ふもとが穏やかな天気でも、ゴールの畳平は風速20mの風が吹き荒れている事もあるそうで、場合によっては中止かも…という雰囲気でしたが、最終的には、第2CPの位ヶ原山荘(15km地点)までのショートコースで開催、となりました。
時間も予定より30分スタートが遅れ、チャンピオンクラスが7時30分スタート、私の参加する男子D-1クラスが8時31分スタートです。
開会式が終わってから一度宿に戻り、ローラーで2回目のアップを行います。
男子Cクラスのまっき~さんとまっきぃさんご兄弟も宿に戻ってきており、すでにアップを始めていました。
3本ローラーで平均心拍130を目標に、一度高回転で150程度まで上げて、30分程度のアップです。
しかし、どうもハンドルの動きが渋く、違和感を感じたので、フロントの空気圧をチェックしてみました。
すると、朝5時に9BAR入れた空気が、2時間で7BARまで減っています(;><)
機材梱包前にエアを入れてチェックした時は、パンクしてなかったはず…( ̄ヘ ̄;)ウーン
と思いながらあわてて空気を入れると、タイヤのトレッドから、スーッと空気の抜けが確認できました。
やっぱりスローパンクです( ̄□( ̄□( ̄□ ̄;)!!ガーンガーンガーン………
「やばい、フロントがパンクしちゃってるみたいです…」
すると、まっき~さんとまっきぃさんご兄弟が、アップを中断して、
「ここまで来て走らないのは勿体ない!タイヤを張り替えましょう!」
と、タイヤを剥がし、まっきぃさんが予備に持っていたビットリアのチューブラータイヤをつけようと試みますが、バルブエクステンダーが適合しません(;´Д`)
「うっしーさん待ってて下さい!知り合いからホイールごと借りてきます!」
と、まっき~さんが会場へダッシュ!この次点で8時15分。もう会場に向かわなければならない時間です(@Д@;
その間に、剥がしたスローパンクタイヤをもう一度貼り直してエアを入れます。
最悪の場合は、レース前にエアを多めに入れてこのまま走り、まっきぃさんの下山装備に空気入れがあるので、それでエアを入れながら下山しようということになりました。
ハラハラしながらまっき~さんを待ちますが、もう8時25分を過ぎています。
実にスタート5分前・・・(;´Д`)ウウッ…
「仕方ない、これで行きます!」
「ちょっと待って下さい、帰ってくるのが遅いということは、借りることができた可能性が高いです、もう少し待ちましょう!」
と、まっきぃさんとの会話30秒後、まっき~さんがホイールを手に戻ってきました!(>▽<;;
「うっしーさん急いで、後は片付けておきますから!」
「すいません、ありがとうございますーーー!」
会場までスプリントで移動し、すでにスタートに並んでいた列のいちばん後ろに突っ込み、周辺のゼッケンを確認します。
1400~1700番台…は、き、奇跡…、間に合った~~~パタッ(ollllll_ _)o~†
その瞬間、「スタート、3分前です!」のアナウンスが流れました。
もう焦りで頭の中はぐるぐるしていたので、心を落ち着かせて、3分の間にレースモードに頭を切り換えることに専念します。
しかし、ギリギリの到着が逆に良かったのか、いつもより頭がはっきりしたままスタートを切ることができました( ´ ▽ ` )ノ
去年は失敗したクリートキャッチも、スピードプレイのおかげで1発ではまりました。
スタート地点でガーミンをスタート押し、同時に腕時計のストップウォッチもスタート。
Edge705はCP(チェックポイント)ごとのラップと、ラップパワーの表示に専念させ、合計タイムは腕時計で確認します。
距離が20.5km→15kmに変更になり、高地順応が必要な部分がカットされましたので、序盤から目標パワー値でフラットに行く作戦に切り替えました。
最初の作戦は、CP1(6.5km)の三本滝まで220W平均目標、CP2(14.7km)の位ヶ原山荘まで230W平均目標、そしてゴール前まではその時の状況で考えるというものでしたが、条件変更ということで、序盤から最後まで230W平均以上目標で行くことにしました。
スタート直後は混戦になるのですが、最後尾からのスタートだったためか、前に追いつくまでに集団がばらけており、250~280W付近で踏み、右側をどんどん抜けて行くことができました。
ただ、私の普段のパワーからすると、250W以上は出し過ぎだなーと思いつつ、三本滝までは比較的勾配が緩いので、混雑から抜けるまで頑張ることにしました。
混雑がいつまでも続くので、ずっと右側を抜き続け、CP1の三本滝までのラップは、
6.65km地点 21分52秒 243W(3.6W/kg) 18.2km/h 89rpm 176拍
完全にオーバーペースです(笑)
3月の桜島短距離ヒルクライム並のパワーで走り続けてます(^-^;
しかし、三本滝を通過した後は勾配もきつくなり、つづら折れのヘアピンカーブが連続するコースとなります。
この時点で、かなりオーバーペースで、足の力は残っているものの、スタミナが切れかかっていました。
メディオ域の耐久走練習をしてこなかったので、やむを得ない状態ではあります。
もう走るのでいっぱいいっぱいなので、レース中の写真もこれ一枚のみでした(笑)
残りはもう無我夢中で、Edge705の平均ラップパワーと睨めっこしながら、とにかくサボらない(勾配が緩くてもパワーを落とさない)走りで、つづら折れの勾配を登り続けます。
いちばん精神的にきつかったのは、8~12km地点だった記憶があります。
あとどれだけ走れば位ヶ原山荘が見えてくるんだろう…ということばかり考え続けていました(;´Д`)
その途中でチャンピオンクラスの下山グループとすれ違い、二人一緒に下ってきたorionさんとなるさんから「うっしーさん頑張れ-!」「ファイトファイトー!!」の声援を頂きました(。・∀・)ノ゛
ありがとうございますー!と手を振り返し、ちょこっと気力も復活して、再びつづら折れの緩い部分を探して登り続けます。
そして、もうサイコンの経過距離を追うこともままならなくなってきた時、「このコーナー抜ければゴール!平地だから走れ-!」という声が沿道から聞こえ、最後のつづら折れを抜けた直後、最後のゴールスプリント!!
足だけは残っていたので、ゴール手前の平地で最高速度を出してゴールです!
公式記録は、56分24秒(トップから12分56秒遅れ)で男子Dクラス出走489人中143位となりました。
ついに、乗鞍で上位30%以内に入ることができましたO(≧▽≦)O ワーイ♪
サイコンのデーターは、
14.94km地点 56分27秒 234W(3.6W/kg) 15.9km/h 82rpm 175拍
となっており、去年のCP2の同じ場所でのタイムが、1時間5分43秒でしたので、9分以上短縮できたことになります。
また、昨年のフルコースのゴールタイムは1時間31分だったので、このペースのままで行くことが出来れば、20分切りは不可能だったとしても、1時間22分は出ていたかもしれません。
1時間20分切りの足がかりとして、良い感触を得ることができました( ´ ▽ ` )ノ
そしてゴール後はこの大渋滞です(;・∀・)
私もゴール直後3mで渋滞につきあたったので、その後の方は渋滞でゴールが踏めなかった方もいらっしゃったようです。
位ヶ原山荘を超えてからは、霧が深くなり、山頂はまったく見えません(;><)
じりじりと、下山荷物が預けてあるバスまで移動します。
標高も高いので、気温も肌寒く、だんだん体が冷え始めます( ´△`)ブルブル…サムー
なんとか荷物を受け取り、レインウェアを上下着用し、さらにレイングローブとレインシューズカバーもフル装備して下山開始です。
下山を始めると、中腹のあたりで乗鞍ならではの素晴らしい景色が見え始め、たくさんの方が足をとめて景色を楽しまれていました。
多くの方が、この下山中に、すでに来年の乗鞍に向けて、今年のレース内容を反省したり、来年の目標を考えたりしていらっしゃるのでしょうね。
ちなみに、ヒルクライムレースで怖いのは、登りではなく下山中の事故です。
ふもとの乗鞍観光センターまで戻ってくると、駐車場直前で右に寄れの合図が出たので、どうしたのかと思っていたら、血まみれの方が意識不明の状態で倒れており、救護を受けていました。
駐車場直前で気が緩んだのか、落車してしまったのではないかと思います…。
直後、救急車が到着していたので、病院に搬送されたようです。
皆さんも、ヒルクライムレース後の下山中は、気を抜かないようお気をつけ下さい(-ω-;)
下山後はなるさん、orionさん、まっきぃさん、I塚さんと談笑タイムでした(^-^;
orionさんが、48分13秒(チャンピオンクラス90位)
なるさんが、1時間2分31秒(チャンピオンクラス264位)
I塚さんが、49分55秒(男子A17位)
まっきぃさんが、48分22秒(男子C27位)
まっき~さんが、53分25秒(男子C73位)
と、凄まじいタイムの方ばかりです(;・∀・)
orionさんは富士国際ヒルクライム2年連続優勝という、凄まじい経歴を持つ方なのですが、今回は風邪を押しながらの出場で、本調子ではありませんでしたがこのタイム(;゚д゚)
なるさんは、8月のお盆に5日で静岡→北海道2100km走破ツーリングの影響で、アキレス腱と手首が痛くて、ボロボロだったとのことです。
その1週間前には、富士山三十合(24時間以内にあざみ、スバル、富士山スカイラインを2回ずつ登り、1日で獲得標高1万m越え)とかやってましたしねえ…(;・∀・)
レースも終わりましたので、お二人ともしばらく静養されて下さいね(^◇^;)
そんなこんなで、2013年の乗鞍も無事終了しました( ´ ▽ ` )ノ
5月の照葉樹、6月のMt富士ヒルクライムで去年と変わらないボロボロだった状況も、茶輪子練のおかげで、ここまでの結果を残すことができました。
フルコースでなかったことは残念でしたが、ショートでの記録でも、充分に成長が確認できました(^_-)-☆
また、宿の手配やホイールを借りてきて下った、まっき〜さんとまっきぃさんご兄弟には、お世話になりっぱなしでした、本当にありがとうございます。感謝です!
また1年、研鑽を積んでいきますので、来年の乗鞍も宜しくお願いします(。≧ω≦)ノ