のりりん鹿児島

基本的に自転車トレーニングと覚え書きです(^-^;

デュラエースBR-9000、ブレーキの効きとコントロール性能

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昨年からヒルクライムレースに出場したり、チーム練に参加するようになり、登坂後に集団で下っていく時には、スピードを抑え、常にブレーキをかけながらの集団下山をする頻度が高くなりました。

その際、ブレーキの効きが非常に重要だと感じていましたので、ブレーキのみを新型デュラエースBR-9000F/Rに交換しました。

6700アルテグラSTIレバーでも、BR-9000とポリマーコーティングワイヤーを装着することが可能です。

 

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自転車屋さんから持ち帰って、ブレーキの動作確認をしていて気づいたのですが、BR-9000のブレーキは、ブレーキパッドがホイールに当たってから、大きく撓(たわ)むような動作構造になっています。

※正確には撓んでいるわけではないのですが、わかりやすい表現として使わせて頂きます

以前のアルテグラ(6500と6700)のブレーキですと、ブレーキパッドがホイールに当たった場所から、あて効きさせるようにブレーキレバーの力加減を調整して、ブレーキの効きをコントロールするような感じでした。

ですので、一気にギュッと強く握る=ブレーキロックでした。

 

BR-9000は、ブレーキパッドがホイールに当たった時点から、さらにブレーキレバーをギュッと握り込んでもすぐにはロックしません。

ブレーキパッドが当たった場所から、さらに握りこむことで、ブレーキアーチが柔軟に撓んで、ブレーキの効きを調整することができる、という構造になっています。

 

その状態を動画で撮影してみました。

ブレーキアーチがぐにゃっと撓んでいる構造がわかるかと思います。

この撓みのおかげで、油圧ブレーキのようなブレーキフィーリングになっており、ブレーキレバーを握るストローク量で、ブレーキの効きをコントロールできるようになっています。

なので、BR-9000に換装すると、以前の遊び量に調整していても、一番手前(ハンドルの近く)までギューッと握り込むことが可能です。

これによって、以前のブレーキでは一定のストローク以降は、握力のみでのブレーキング力の調整となっていたのですが、BR-9000はレバーストロークを有効に利用したブレーキングが可能になっています。

 

このように、アルテグラとデュラエースのブレーキ性能の差は、かなり大きいです。

パーツ単体では、地味な印象を受けるブレーキなのですが、費用対効果はかなり高いと感じました。

シビアなブレーキコントロールを必要とする、ハイレベルな方だけでなく、

下りでブレーキをかけ続けて、手が痛くなりブレーキングが辛くなる方、握力の弱い方にも、かなり有効なアップグレードパーツかと思います(^▽^)/